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アキレス こんにゃく芋向け発売 土壌消毒用生分解性マルチ

アキレス こんにゃく芋向け発売 土壌消毒用生分解性マルチ
アキレス=東京都新宿区北新宿2―21―1新宿フロントタワー=は、特定の作物向けに開発した土壌消毒用生分解性マルチフィルム「ビオフレックスマルチGM」を、こんにゃく芋向けとして発売した。
 農業分野においても環境負荷の低減が推進される中、群馬県では特産物であるこんにゃく芋の栽培で使用される土壌消毒用フィルムについて、ポリエチレンフィルムから生分解性フィルムへの切り替えが検討されていた。
 こんにゃく芋は病気に弱く、植え付け前の土壌消毒が不可欠であるため、県内全体で相当量の消毒用ポリエチレンフィルムが必要になり、使用後に発生する廃プラスチックが膨大な量にのぼることが理由だった。
 産地の要請を受けた同社が生分解性マルチフィルム『ビオフレックスマルチ』を提供し、試用したところ、生分解に要する期間に課題があることが分かった。
 従来の「ビオフレックスマルチ」は使用期間を3~4カ月に設定しているが、こんにゃく芋の栽培で土壌消毒用フィルムを使うのは3月からの1〜2カ月間と、それより短い期間だった。
 そこで、同社は「ビオフレックスマルチ」の生分解性を調整し、こんにゃく芋の栽培カレンダーに適した生分解性を持つ土壌消毒用生分解性マルチフィルム「ビオフレックスマルチGM」こんにゃく芋向けを新たに開発。土壌消毒終了後の施肥作業と同時に鋤き込むだけでフィルムを処理でき、省力化に大きく貢献する。
 また、廃プラスチック処理が不要のめ、CO2排出量の削減につながる。さらに、ポリエチレンフィルムと同等のガスバリア性を備え(効果を確認)、消毒後の土壌に被せることで消毒液の大気中への拡散を抑制する。

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