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逆風の中も健闘続く 1―10月農産物等輸出 農産物が伸びけん引

逆風の中も健闘続く 1―10月農産物等輸出 農産物が伸びけん引
わが国では、農林水産物・食品輸出額の政府目標である2025年2兆円、2030年5兆円を達成するため、官民一体となって取組んでいる。その成果が着実に表れており、右肩上がりの状況が続いている。一方、昨年は逆風もあった。中国による水産物の輸入規制だ。関係事業者に大きな影響を与えており、厳しい状況となっている。ただし、農産物等が健闘し、現時点で最新の数値である、1―10月の累計では、前年同期を上回る状況を維持できている。
 農水省が先ごろ公表した統計によると、2023年10月の農林水産物・食品の輸出額は、単月では中国の輸入規制等でホタテ貝などが大きく減少し、前年比9・5%減の1133億円。一方、1―10月累計では、同3・3%増の1兆1210億円。
 品目別にみると、米(援助米除く)は同30・9%増の75億3100万円。青果物では、りんごが同26・9%増の104億4200万円、いちごが同24・6%増の47億4700万円、ながいもが同25・7%増26億2300万円、かんしょが同5・5%増22億1200万円。
 また、畜産物は鶏卵以外は増加しており、牛肉が同11・2%増の458億5600万円、牛乳・乳製品が同3・3%増の261億7700万円、豚肉が同24・3%増の22億4600万円、鶏肉が同25・2%増の21億200万円となっている。

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