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デジタル技術活用で 地域の課題解決し活性化

デジタル技術活用で 地域の課題解決し活性化
AIやIoTなどデジタル技術は単にスマート農業を通じて省力化や高品質化、環境負荷低減に貢献するだけでなく、公共交通の確保や地域資源の活用、高齢者の買物支援など地域の課題を解決し、地域活性化につながる技術でもある。
 こうしたデジタルの力を活かし地方を活性化させていくため、政府は「デジタル田園都市国家構想」を策定し、様々な施策を展開している。そのうち、農水省が担当しているのが「『デジ活』中山間地域」だ。地域の基幹産業である農林水産業を軸に、地域資源やデジタル技術の活用により、課題解決に向けて取組を積み重ねることで活性化を図る地域づくりを目指す地域。関係府省(内閣府、総務省、文科省、厚労省、経産省、国交省、環境省、農水省)からのアドバイス支援や農山漁村新興交付金等の優遇措置、民間事業者とのマッチングなどの支援を受けることができる。
 現在(令和5年12月20日)、登録地域は32道府県51地域となっており、令和9年度までに150地域以上の登録を目指している。すでに登録を受けた地域の一つである石川県七尾市釶打地区では、農業では水位センサーによる自動水管理に取り組む他、地域資源の活用として、無人直売所を開設。店内にカメラを設置し、遠隔地から在庫管理等を行う。

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