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クボタに農水大臣賞 輸出促進全国協議会総会優良事業者表彰で受賞

クボタに農水大臣賞 輸出促進全国協議会総会優良事業者表彰で受賞

 舞立政務官から表彰状を受ける北尾社長

 

農林水産物等輸出促進全国協議会(茂木友三郎会長)は12月13日、東京都千代田区のザ・キャピトルホテル東急で総会を開催した。
 総会では、始めに岸田首相がビデオレターを寄せ「岸田内閣としては水産物の輸出先多角化を含め、さらなる輸出促進に取り組んでいく」とした。また、舞立政務官が宮下農相(当時)の挨拶を代読。「農林水産物・食品の輸出は、生産基盤の維持に不可欠なものであり、政府を挙げて推進している。一方で一部の国による日本産水産物の輸入規制強化に対して、 輸出先の転換、多角化を進めることが課題となっており、認定品目団体によるオールジャパンでの取組の強化が必要。輸出先国において販路開拓を進める官民連携の体制強化など、しっかりと進めていく」とした。
 その後、日本食海外普及功労者表彰及び輸出に取り組む優良事業者表彰の農林水産大臣賞、輸出局長賞の表彰式が行われた。このうち、優良事業者表彰の農林水産大臣賞には、クボタがコメの輸出の取組で表彰を受けた。会場では、クボタの北尾裕一社長が受賞スピーチ。「コメの消費量が年々減少するなか、農家とともに歩み、育てられてきた機械メーカーとして、日本農業のために何ができるか検討し、コメの輸出事業をスタートさせた。全ては農家への恩返しとの想いだ。事業は2011年に香港、2013年にシンガポールで現地法人を立ち上げ、現地で精米し販売することで国内と同等の品質で安定供給する体制を確保。現地から美味しいとの評価を得ている」などと取組を紹介。今後については、既存拠点での市場の深掘りとともに新たな国・地域の開拓を図るとして、アメリカ・ハワイでの新たな拠点開設を明らかにした(関連記事9面)。
 このほか、会場では、令和5年に認定農林水産物・食品輸出促進団体認定を受けた8団体に認定書が手交された。

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