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IHI アグリテック、秋田県種苗交換会農機ショーで新型ジャイロレーキ展示

45~100PSトラクタに対応

直装2ロータ式で一発集草 高速・高能率作業を実現

 IHIアグリテック=磯本聡一社長、北海道千歳市上長都1061―2=は、秋田県種苗交換会農機ショーで、肥料節減が図れて飼料収穫の高能率化に寄与するトラクタ直装型2ロータタイプの新型ジャイロレーキ「MGR4200」を展示。また、中型ブロードキャスタ「MBC603WE」フレールモア「MSM1421」など、近年の営農に役立つ商品を紹介する。

 「ジャイロレーキMGR4200」は、重量バランスの良い設計により低馬力トラクタ(45~100‌PS)でも使用可能で、1ロータタイプのような往復作業をしなくても集草列ができ、作業効率が格段に向上。また、ロータスイング機構で、コーナーでもきれいな集草列を作れることから注目を集めている。主な特長は次の通り。
【4段階に可変する作業幅】プリセットロッドの穴位置を変えるだけで作業幅を変えられる。4段階は3650㎜(穴位置は最内側)、3810㎜、3990㎜、4150㎜(穴位置は最外側)。
【高い追従性】トラクタの追従するオートスイング機構を搭載。3Pフレームピンを支点に旋回することで、ほ場の4隅までキレイに集草できる。
【コンパクトな格納形態】ロータを折りたたんで格納できるので、スペースを取らない。キャスタが付いているので格納形態でも移動できる。また、油圧カプラはホルダ部にかけることができる。
【ロータスイング機構】ほ場の凹凸にも対応する同機構の搭載で地面とタインの高さを一定に保つことで高い集草力と追従性を実現、など。
 昨今の農業を取り巻く環境は、農業就業人口の減少や高齢化による人手不足に加え、肥料代や資材費の高騰などが農家の経営環境に様々な影響を与えており、大きな変革期を向かえている。
 IHIアグリテックでは更なる生産コストの低減や省力化・効率化など、「営農のお役に立てる商品の提案」をコンセプトに掲げており、今年4月から発売した上記ジャイロレーキを開発。このほか、会場では代名詞のひとつである肥料散布機からホッパ容量1200ℓで最大22mのワイドな散布ができる中型ブロードキャスタ「MBC603WE」のほか、作業幅1450㎜で軽量仕様のフレールモア「MSM1421」、脱炭素・脱プラ、産業廃棄の低減の提案としてコットンネットなどを展示する。

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