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斎藤農機 脱粒性能が大幅向上 好調「ビーンスレッシャ」

斎藤農機 脱粒性能が大幅向上 好調「ビーンスレッシャ」

大豆、小豆などの脱穀

斎藤農機製作所=齋藤博紀社長、山形県酒田市両羽町332=は、大豆、小豆などの脱穀に適した脱粒機「ビーンスレッシャ」SJシリーズを一部改良した自走タイプ「SJ―2502C」(セルスターター式)とマウントタイプ「SJ―2502T」(オートヒッチSタイプ取付)の普及を進め、北海道や東北の大豆産地、中四国エリアの黒大豆産地を中心に好調だ。

 自走タイプ「SJ―2502C」(セルスターター式)とマウントタイプ「SJ―2502T」(オートヒッチSタイプ取付)の作業能率はいずれも400~800㎏/h。
 脱穀形態を従来のこき胴タイプからバータイプに変更しているため、脱粒性能を大幅に向上させている。
【主な特長】①従来の製品と比較して、1番回収率が約1.2~2倍、ロス率が約1/3~1/5に低減、脱粒空間が約2倍の大幅アップにより、作物を抑え込まず、もまないため、キズ・汚粒が少なく、ささりロスも低減する②バーツースのため、従来型に見られる茎の引っかかりによる持ち回りがない。また、受け網の目合い(隙間)を25㎜から20㎜にすることで、未脱さやが減少し、一番回収率をアップさせている③メンテナンス性も向上させ、受け網が工具無しの簡単な抜き差しだけの脱着方式にすることで、掃除など、メンテナンスが楽になり、短時間でできる。
 ④安心して作業ができる安全装置を搭載。脱穀クラッチレバー(緊急停止レバー)により、供給ロールに手が引き込まれそうになった時など、緊急時にレバーを押すと、脱穀クラッチが切れる構造⑤「SJ―2502C」では、エンジン停止スイッチにより、スイッチひとつでエンジンの停止ができ、挟圧防止装置により、後進時に万が一、機体と壁などの間に挟まれたときには機体が停止するようになっている。
【主要諸元】▽型式=SJ―2502C/SJ―2502T▽小売価格(税込)=147万1800円/102万4100円▽機体寸法=全長3025㎜(格納時寸法2602㎜)×全幅1529㎜(同1060㎜)×全高1354㎜(同1593㎜)/全長2730㎜(同2124㎜)×全幅1778㎜(同1318㎜)×全高1192㎜(同1432㎜)▽重量=442㎏/343㎏▽適用作物=大豆、黒大豆、小豆▽供給方式=自動供給型(ベルト供給)▽脱粒方法=軸流方式▽排かん方法=連続排かん方式▽供給幅=480㎜▽脱穀幅=510㎜。

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