農林業機械・農薬・資材についての動向を紹介する

やまびこジャパン＝篠原修社長、東京都青梅市末広町１―７―２＝は、秋田県種苗交換会農機ショーで多彩な最新製品について実演を交えて展示する。燃料を電子制御する新型チェンソーや国内初の新製品の披露など見所満載。その中から①楽に安全に草刈りができる共立ラジコン草刈機②脅威の低振動と優れた加速性能を誇る新型刈払機を紹介する。

【共立ラジコン草刈機／ＲＣＭ６００】

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＲＣＭ600

　刈幅６００㎜、最大45度までの傾斜地にも対応するパワフルな草刈機。エンジンで発電体を回し、そこで生じた電力で走行と刈刃を動かす方式。プロポ(送信機)では前後進から速度調整、刈刃の回転のオン・オフなどといった草刈りに必要な動作を遠隔で操作。人が立ち入れない場所や、足元が安定しない場所での作業負担を大幅に軽減する。
　軟弱地や障害物が多い地面でも、クローラが抜群の駆動力を発揮。傾斜地での作業では「傾斜アシスト機能」を使うことで、直進走行をアシストしてくれる。また、十分なスペースがない場所で便利な「その場旋回」機能も装備。左右のクローラが逆方向に回転することで回転半径がゼロとなり、スムーズな方向転換ができるので、ソーラーパネルの下や果樹園の通路といった幅が狭く旋回が難しい場所で使い勝手が良い機能が備わっている。
　刈刃にはフリーナイフを採用。小石などに当たった際も、衝撃を吸収するためギヤケースやエンジンへのダメージを最小限に抑える機構になっている。磨耗し、欠けて切れ味が悪くなれば、ナイフのみの交換も可能なので、経済的にも嬉しい仕様になっている。

【共立エンジン式刈払機／ＳＲＥ２７３１Ｐ】

　　　　　　　　　　　　　ＡＶＳ機構搭載の新型エンジン式刈払機

　山林での下草刈りに適したプロユーザー向け排気量25・４㎤モデル。この新モデルのセールスポイントは新開発したワンウェイクラッチ「ＡＶＳ」の搭載。スロットルＯＦＦ時は完全にクラッチが切れるために振動が少なく、再加速時における抜群の立ち上がりの速さを実現させた。これにより粘り強いトルクはそのままに、再加速性と防振機能をアップし、作業時のストレスを軽減させている。
　過酷な環境に耐える山林専用エンジンは低・中速域で粘り強いトルクを発揮して指先に追随する高レスポンスを実現。またシリンダカバーは刈草など大きな異物が通過しやすいようにカバークリアランスを大きくして草詰まりトラブルを軽減する。
　２グリップ・ループハンドル・Ｕハンドルをラインアップ。
　その他、同社ブースではブラッシュアップした小型屋外作業機械で更なる作業性向上を提案。安心作業をテーマに新製品登場させるのと併せて安全啓蒙コーナーも設置してＰＲする。
　やまびこ製品といえば豊富な製品群。今回紹介した製品の他にも、同社ブースでチェンソーや防除機、畔草刈機、モア、発電機、バッテリー製品などを出品。今回初披露する製品も登場する。