静岡製機の業務用電気乾燥機 トレイの入替もスムーズ

(写真説明)DSS―18
業務用大型多目的電気乾燥機「DSS-18」
静岡製機=鈴木直二郎社長、静岡県袋井市諸井=が昨年発売した業務用大型多目的電気乾燥機「DSS―18」が、近年の干し芋に代表される乾燥作物需要の高まりを受け受注が好調だ。トレイ受を台車と一体構造(新機構)とし、本体から分離可能にしたためトレイ入替作業がスムーズなど利便性の更なる向上のほか、衛生面、仕上がりの高品質も好調の理由だ。
「干し芋乾燥モードを搭載」
静岡製機の業務用大型多目的電気乾燥機「DSS―18」のこのほかの特長としては、①マルチ気流方式を採用し、熱風路吹き出し口をトレイ受に装備。ムラのない高効率な乾燥を実現する②衛生面でも、本体内面はステンレス内装とし、水拭き可能で衛生的③汎用的な「電気乾燥モード」に加え新たに「干芋乾燥モード」を搭載。干芋に最適な乾燥制御をワンタッチで操作可能。
【DSS―18の主な仕様】▽電源=三相200V、4630W(50Hz)/4730W(60Hz)▽温度調節=40~65℃▽対応トレイサイズ=最大600×1200㎜(トレイは別途用意。市販品のプラスチック製トレイや木製トレイにも対応。前・左・右どこからでも出し入れ可能)。
メーカー希望小売価格(消費税込)は、236万5000円。
※専用台車DSS―WGN(消費税込み49万5000円)は、台車を2台以上備えて効率乾燥を、という生産者にはオプションでも用意がある。
同社担当者は「電機乾燥機のメリットは安全・安心な乾燥作業。具体的には、①埃・虫に影響されずに衛生的に乾燥できる②天候に左右されず計画的な生産が可能、といったことです。昨年発売したDSS―18は、更に使いやすく、更に衛生面への配慮も高めており、大規模に6次産業化を行っている、また、6次産業化を拡大したい生産者様や生産組合様、生産法人様に、お使い頂きたい乾燥機です。各地の展示会でも好評で、干し芋やドライフルーツ等様々な農産物の乾燥をお考えの方からお問い合わせを頂き、受注も順調です」と話していた。