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斎藤農機 籾搬送機シリーズ 低コスト・省力化へ期待

斎藤農機製作所=齋藤博紀社長、山形県酒田市両羽町332番地=は、秋商戦に向け、主力商品の小型穀類搬送機メッシュホースコンテナ「アト夢(ム)」や籾・麦搬送機「ダンプホッパ」「バネコンベア」、トラックコンベアシリーズ、関連商品「おしんちゃん」などを加えた商品ラインナップを中心に、稲作農家から多くの注目を集めている。

  斎藤農機製作所の小型穀類搬送機メッシュホースコンテナ「アト夢」は、組立てや収納が簡単かつ軽量なうえ、低コストで導入できるのが特長だ。メッシュ仕様のため、通気性にも優れている。小径バネコンを採用した新型では、さらなる軽量化を実現することで、操作性も向上している。このため、ユーザーからも「軽くて使い易い」と高評価を得ており、低コスト・省力化に取組む農家からも、期待の声が高まっている。
 「アト夢」のなかでも、運搬車搭載型のメッシュホースコンテナ「KD―05AGV」は、59㎏と軽量だ。一方、折りたたみ式「KD―203G20R」は、「支柱に袋を付けた状態で出荷」「従来機で30分かかっていた組立て、収納が5分以内と大幅に時間短縮」「ビームワンタッチ脱着方式を採用することで袋の取り外しが簡単」などすぐに作業できるよう配慮。組付けのための固定ピン等は使用せず、工具なしでワンタッチ脱着できる。また、全自動コントロールボックスを標準装備している。
 トラックコンベアのKD―ZTシリーズはリバースキャスター付。全機種折りたたみ収納できる。ハンドル操作はアップダウン方式によりハンドルを廻すだけの力いらずで、高さが調節できる。最大排出量19t/hは、業界最大クラスの能力であり、バネコン脱着時の「籾漏れ防止プレート」を新たに採用した。
 籾・麦搬送機シリーズ(BLシリーズのダンプホッパとバネコンベア)は、搬送能力18t/hで、抜群の搬送力と適応性を誇るダンプカー用の張り込みホッパである。「BL―170ZT30」には、「籾漏れ防止シート」を新たに採用し、乾燥機の位置に合わせて張り込み自在となる。これで籾漏れがほとんどなくなり、しかも高排出・低価格を実現した。
 ダンプ方式・手動ハンドル式「おしんちゃんHD―FT10」は、全重量122㎏。特長は以下の通り。①低重心構造②1点集中排出③パンタグラフ式支柱④360度の回転フレームにより三方排出⑤軽いハンドル荷重⑥コンパクトに格納することができる。
 各地で出展した展示会では来場者からも、「低コスト・省力化を図っているので、これは力強い味方になるのではないか」との声が寄せられている。

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