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井関農機2022年 分野別登録数第2位 特許査定率第3位

特許庁ホームページで「特許行政年次報告書2023年版」が掲載され、井関農機の分野別登録数及び特許査定率が公表された。特許の日本における分野別登録数は2022年「その他の特殊機械分野」で第2位。また、特許査定率は2022年、94・6%で「全産業中」第3位だった。
 ※特許査定率=特許査定件数/(特許査定件数+拒絶査定件数+取下・放棄件数)。
 ※取下・放棄件数=拒絶理由通知後に取下げまたは放棄した件。
【2022年井関農機の特許登録具体発明例】①田植機:直進アシストレバー=直進アシストに関する機能を操作できる。直進アシストの開始点A点と終了点B点、基準線の取得や、直進アシストの入/切、また基準線を削除することもレバー一つでできる。これによりハンドルを握りながら簡単に操作できるので、条合わせ等の操作性が低下することを防止できる。
 ②コンバイン:IQ脱穀制御=作業速度(主変速レバーの操作位置)に応じてエンジン回転を変更する。急激な操作や選別部の処理遅れ等を考慮して最適な制御を行うことで、作業性とエコ性能の高いバランスを実現し、脱穀ロスや選別不良の発生を防止できる(詳細別掲)。
 ③フロントモア(SF):可倒式ネット=前側の運転席と後側のコレクタとの間に保護用ネットと折り畳み可能なロプスを設け、ロプスを折り畳む際には保護用ネットを一時的に倒してロプスを通過できる空間を形成するようにした。これにより、果樹園内を走行するときに車体が樹木の枝に当接しにくくできる。
 ④籾摺機(MZ):エア供給装置=混合米昇降機と仕上米昇降機の各々に残留米を除去するエアノズルを設け、コンプレッサから供給されるエアを混合米昇降機側又は仕上米昇降機側に供給するかを切り替えられる。これにより小さなコンプレッサで残留米を除去するエアを確保。ロスや選別不良の発生を防止することができる。

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