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関東甲信クボタ スマ農の新領域へ 4年ぶり朝霧高原で展示会

関東甲信クボタ スマ農の新領域へ 4年ぶり朝霧高原で展示会
関東甲信クボタ=冠康夫社長、埼玉県さいたま市桜区=は、8月3~4日の2日間、「クボタサマーキャンプin朝霧高原2023」を静岡県富士宮市の「ふもとっぱらキャンプ場」で2019年以来4年ぶりに開催した。〝スマート農業の新領域へ〟をテーマにM7を始めとした大型農機とインプルメントを、畑作、酪農・畜産農家向けにアピールした。

 今回の展示の柱は、一堂に会したクボタフラッグシップM7を始めとする大型トラクタ、MR新型GSトラクタなどを中心としたトラクタ全シリーズ。そこに畑作、畜産・酪農向けに同社が推奨するインプルメントをバリエーション豊富に展示した。多種多様な農機を幅広く取り揃えた展示会とは一味違う、テーマに特化したものとなっていた。
 また、行政、指導機関、関係団体にも声をかけ、農業を取巻くステークホルダーにも参加してもらう事で、地域の農業課題を共有し、同社に求められるニーズや、農家へのサポートを見つけることを目的として開催した。
 冠社長は、「今回のイベントでは、水稲関連の農業機械、コンバイン、田植機の展示は敢えて行わないことにした。朝霧高原は酪農・畜産農家も多いので、全ての農業に向けた展示会を開催するよりは、大型農機に絞ることで、地域に根差した展示会になったのではないか。先日は栃木で施設園芸関連を中心に展示会を開催した。農業が多様化する中、それぞれのニーズにマッチした展示会を意識して開催している。今後も、地域に寄り添うエリアマーケティングの展開を進める事で、お客様の農業課題の解決のご提案とご支援をしていきたい。今回の機種も含めて関東甲信クボタはスマート農業を推進していることを農家の皆さんにご紹介していきたい」と語った。
 また、会場ではメンテナンスについて啓発するコーナーも設けられていた。コーナーの担当者は「大型のスマート農業をご提案していく上で整備を怠らないことが非常に大切だ。大型農機は部品も高額となり、故障する前の点検整備、予防が特に重要。大型機にも対応する整備拠点の強化にも力を入れている。大・中・小問わず全ての農機に対応できるよう、万全の体制を取っている。農家の皆さんに安心して任せて頂ける整備体制を進めていく」と話した。
 今日は開催地にある松井農機製作所と共同開催。松井社長は、「今回の展示会では、会場近くの畜産試験場やクボタ、関連メーカーの皆さまのご協力もあり、先月北海道で行われた国際農業機械展で出展された農機を展示することができた。大型のモアを展示したところ、来場者の注目度も高かった。また、新型製品もかなり揃えて頂けたことで、こういった大型農機も『クボタ』だということをアピールしていきたい。まずは実機を見て確認してもらうことで、クボタ機械の良さをもっと知ってもらいたい。是非展示機を見て触って検討して欲しい」と述べた。
 来場者からは、「このような大型農機を中心とした展示会はなかなかない。欲しいのがあり過ぎて迷うが、しっかりと見ていきたい」といった声がきかれた。

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