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関東甲信クボタ スマート農業サマーフェア in さいたま 元気にスマート農業 クボタ会と4年振り開催

関東甲信クボタ スマート農業サマーフェア in さいたま 元気にスマート農業 クボタ会と4年振り開催
関東甲信クボタ=冠康夫社長、埼玉県さいたま市桜区=と埼玉県クボタ会は、7月7~8日の2日間、「スマート農業サマーフェアinさいたま」を加須市の「むさしの村西側駐車場特設会場」で4年振りに開催した。2日間で約3000人が訪れた。当日は100を超える営業所が集結。協賛メーカーも55社が参加し、秋に向け来場者にオススメ商品をPRした。

 今回のサマーフェアの柱は、①アグリロボ・自動運転農機(人材確保や農業技術の継承などの担い手が抱える課題を解決するための提案として)の提案②GSトラクタ・田植機のPR③クボタのラジコン草刈り機の体験操縦や、WATARAS、農業用ドローンといったスマート農業関連商品の展示④ICT農機へのベストマッチインプルメントの展示を行った。
 まず会場の入口には大型トラクタの「MR―1000A」が来場者を出迎え、インプルメントも展示していた。今回はスマート農機の良さを来場者に向けてアピールした。ロボット・GSを始めとしたトラクタ(27台)、田植機(6台)、コンバイン(10台)を出展。会場のセンターではスマート農機の実演会を開いた。ロボット田植機では、リモコン操作だけで田植機の操作ができる技術の高さが来場者を驚かせた。
 また、GSシリーズについては試乗会も行われ、栃木県から来た農家は「真っすぐ進むので、走らせることより作業に集中できるのが魅力的。しかも画面表示もシンプルで簡単に設定できる。実際に乗ってみたことで良さが分かった」と驚いていた。
 関連メーカーでは穀類乾燥機や播種機の出展のほか、トミタモータースの農薬散布ラジコンボートが注目を集め、来場者から「これは便利だ」などの声が上がっていた。
 そのほか、整備をしっかりしていなかったために故障してしまったトラクタやコンバインを展示して整備の大切さをPR。さらに消耗品についても新品と充分使われた部品とを比べ、定期的な交換の必要性を提示していた。同社は「このコーナーではクボタ製品を長く使って頂くために、こまめなメンテナンスと予防点検で、急なトラブルが起きる確率を減らすことができることを来場者に理解してもらうことが目的」と話す。ブースを訪れた農家の中には「この話を聞いてから、アワメーターが100時間になるのを目安にオイル交換をするようにしている」と話すユーザーも。
 4年振りの開催について、関東甲信クボタの冠社長、㈱トミタモータースの冨田英則会長、㈱ホソダの河口淳子社長、㈱柿崎商店の柿嵜社長に、話を伺った。
 冠社長「来て下さる方に元気をお届けするのが第一。また、スマート農機の良さと、整備の大切さをしっかりと説明したい。今回は4年振りにこれだけのメンバーも揃ったし、後半戦の起爆剤にしたい」。
 冨田会長「弊社はオリジナルの展示会も最近はできなかったので、久しぶりの開催ということで売る側も買う側も楽しみにしている。1人でも多くのお客様に笑顔をお届けしたい」。
 河口社長「展示会はいつもは会えないお客様に会え、さらに社員・お客様共に新しい知識のアップデートもできる良いきっかけとなっている。また、お客様が求めているものを知ることができる。展示会を通じて販売店さん同士の横の繋がりも密にできるのも良さだ」。
 柿嵜社長「自分の所だけでは仕入れられないものがあったり、出来ることにも限界がある。今回の展示会は、次の時代を拓くものと感じている。販売店さん同士の情報交換もお互いに良い刺激になる。いずれ必ずいい結果につながる」と、それぞれ語った。

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