クボタ、大阪・関西万博2025で「未来の食と農」エリアを展示|汎用プラットフォームロボットがスマート農業の未来を描く
4月13日に大阪・関西万博が開幕。クボタ(北尾裕一社長)がプラチナパートナーとして協賛している『未来の都市』を取材した。その中で同社が担当しているのは『未来の食と農』。それを実現するキーテクノロジーとして汎用プラットフォームロボットをクボタエリアで披露。多くの来館者が関心を示し、「これがトラクタなの?」と斬新なフォルムに驚きを隠せない人も。同機はトランスフォーム(変形)と汎用性が大きな特長で農業だけでなく、土木、建設、災害現場でも活躍できる完全無人機で、そのコンセプトの説明を受けると、「それでは農家さんは何をするのか」と農業に対するイメージが覆された様子。
同社エリアは全幅20mを超える天幕スクリーンと巨大LEDモニターが一体となった空間で、ダイナミックに自然と農業、豊かな食を演出。そこを舞台にSociety5.0の世界における〝食と農業〟の姿を表現した。
中央のエリアで展開されたのは、未来の農業経営が体験できるシュミレーションゲームPLANET KEEPERS。9人のプレイヤーがそれぞれの観点から〝プラネタリーコンシャスな農業〟を目指すもので、様々な選択肢の中から作物や、経営の手法、販売先、最新農業技術、連携パートナーなどを選び、未来に持続していく農業の形を探る。選択肢の中には環境への配慮や売り先を決めた生産活動、インフルエンサーとコラボしたプローモーションなど、新しい生産者像が投影されている。その中で提供される農業技術には、汎用プラットフォームロボットを使った群制御システムや育みロボット、土壌発電システムなどがあり、未来のテクノロジーが農業の可能性を広げる。
同社が公開した汎用プラットフォームロボットにはType:VとType:Sがあり、協調して自律作業ができる群制御システムを可能としている。Type:Vは作物の間隔や生育状況、作業内容に応じて車体の高さや幅などを変形することができ、各作業に適したインプルメントを自動で付け替えることで、1台で多くの用途に使用することが可能。Type:Sは車輪が付いた4本の脚があり、それを柔軟に曲げ伸ばしすることで果樹園などの傾斜地や凹凸のある地形でも機体を水平に保ちながら移動が可能。荷物の運搬や高精度の管理作業ができる。
ゲームを体験した来館者は「農業経営は作物を作るだけでなく、様々なことを考えなければならないことが実感できた。農業のことを考えてみたいと思った」との感想。スペインのマドリッドから来た男性は「これまで農業との関わりはなく、ここで農業の未来に触れ、様々な選択肢を知った」との言葉。その後、様々な方法で農業とのかかわり方を提案するコーナーに関心を向けていた。
同社の運営責任者の関根さんは「食と農に興味を持っていただき、〝いのち〟の輝きをそして未来を改めて考えていただきたい」と狙いを述べた。同館には学校行事として来館している学生も多く、そこから広がる可能性も少なくないはずだ。
同社エリアは全幅20mを超える天幕スクリーンと巨大LEDモニターが一体となった空間で、ダイナミックに自然と農業、豊かな食を演出。そこを舞台にSociety5.0の世界における〝食と農業〟の姿を表現した。
中央のエリアで展開されたのは、未来の農業経営が体験できるシュミレーションゲームPLANET KEEPERS。9人のプレイヤーがそれぞれの観点から〝プラネタリーコンシャスな農業〟を目指すもので、様々な選択肢の中から作物や、経営の手法、販売先、最新農業技術、連携パートナーなどを選び、未来に持続していく農業の形を探る。選択肢の中には環境への配慮や売り先を決めた生産活動、インフルエンサーとコラボしたプローモーションなど、新しい生産者像が投影されている。その中で提供される農業技術には、汎用プラットフォームロボットを使った群制御システムや育みロボット、土壌発電システムなどがあり、未来のテクノロジーが農業の可能性を広げる。
同社が公開した汎用プラットフォームロボットにはType:VとType:Sがあり、協調して自律作業ができる群制御システムを可能としている。Type:Vは作物の間隔や生育状況、作業内容に応じて車体の高さや幅などを変形することができ、各作業に適したインプルメントを自動で付け替えることで、1台で多くの用途に使用することが可能。Type:Sは車輪が付いた4本の脚があり、それを柔軟に曲げ伸ばしすることで果樹園などの傾斜地や凹凸のある地形でも機体を水平に保ちながら移動が可能。荷物の運搬や高精度の管理作業ができる。
ゲームを体験した来館者は「農業経営は作物を作るだけでなく、様々なことを考えなければならないことが実感できた。農業のことを考えてみたいと思った」との感想。スペインのマドリッドから来た男性は「これまで農業との関わりはなく、ここで農業の未来に触れ、様々な選択肢を知った」との言葉。その後、様々な方法で農業とのかかわり方を提案するコーナーに関心を向けていた。
同社の運営責任者の関根さんは「食と農に興味を持っていただき、〝いのち〟の輝きをそして未来を改めて考えていただきたい」と狙いを述べた。同館には学校行事として来館している学生も多く、そこから広がる可能性も少なくないはずだ。