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新潟クボタ クボタサマーフェア2023 実演会でアグリロボ RTK基地局網羅をPR

新潟クボタの吉田専務
新潟クボタ=吉田至夫社長、新潟県新潟市中央区鳥屋野331=は、7月6~8日の3日間、「クボタサマーフェア2023」を長岡市のハイブ長岡(長岡産業交流会館)で開催した。今年はコロナ禍後初の展示会ということもあり、6620人が訪れ盛況だった。会場入口にはスマート農機を展示しており、屋外展示場では協賛メーカーも約75社が参加した。

 (写真説明)今展示会のコンセプトは、〝アグリロボ・自動操舵の拡販、持続可能な農業に繋げるトータルソリューションの提案〟と設定。トラクタ16台、田植機9台、コンバイン17台が出展されたほか、乾燥機をはじめ関連メーカーが厳選した最新作業機や製品を出品。入口近くには、力を入れるアグリロボシリーズ(トラクタMR1000A、田植機NW―8SA、コンバインDR―6130A)がズラリと、来場者を出迎えた。ドローンも展示しており、RTK基地局やKSASの活用方法について、来場者に説明した。
 特にアグリロボや自動操舵については、昨年にRTK基地局を4基建設し、今年6基新設したことで、県内の基地局の数が10基に。その結果、県内のほぼ全域をカバーできるようになり、アグリロボ・自動操舵の通信インフラ体制が整ったことにより、どこでも使えるようになったことから、拡販に力を入れた。
 また、KSAS営農コースに入会するとほ場登録100枚までライセンス利用料が無料で使えることも紹介。一層の入会者数のアップとほ場登録率の向上に向け、軽労化・効率化により負担を軽減した農業提案を行った。
 さらに屋外にはアグリロボの実演会場を設置。オペレーターがトラクタMR1000Aを操作しながらリモコンを操り、無人田植機NW―8SAを操作。1人で2つの作業を同時に行えるので、人手不足にも対応できる点を紹介したほか、旧型のトラクタKL41に自動操舵のオプションを取り付けることで、オペレーターが手放しの状態でもしっかりと直進したり、回転する様子に、会場で「新型ではなくても自動操舵をつけることができるのか」と驚きの声も。
 トータルソリューションについては、昨年同様に模擬ライスセンター(乾燥・調製)、野菜作機械化体系の展示を行い、KSAS対応の色彩選別機を使うことで、どのようなメリットがあるのかを説明しており、注目を集めたほか、ICT農機(アグリロボ、KSAS、ドローン)、施設園芸等の機械展示も行った。
 このほか、屋外展示場では、小さな実演ほ場を作り、管理機を実際に動かせたことで、来場者からは「やはり自分の目で見て触らないと分からないことも多いので、体験できて良かった」と好評。
 また、中古農機の即売コーナーも設置され、初日の午前中で既に半分が売約済みとなるなど、非常に高い関心を集めた。

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