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NTTイードローンがエアロセンスと業務提携 エアロボウイング普及へ

NTTイードローンがエアロセンスと業務提携 エアロボウイング普及へ
NTTグループでドローンの開発から普及までを担うNTT e―Drone Technology=埼玉県朝霞市、以下「NTTイードローン」=と、自社開発の国産産業用ドローンとクラウドサービスを通じてさまざまなソリューションを提供するエアロセンス=東京都文京区=は17日、エアロセンスのVTOL(垂直離着陸型固定翼)型ドローン「エアロボウイング」の普及促進およびオペレーション運航の拡充を目的とした業務提携に合意した。

 エアロセンスは2020年に国内のドローン業界初となるVTOL(垂直離着陸型固定翼)型ドローン「エアロボウイング」の販売を開始して以来着実に販売実績を上げ、同機の長距離・広範囲の点検、監視等に適している特徴を生かし、山間部の砂防点検、送電線の点検、海域での監視などさまざまな運航のオペレーションも担っている。
 「エアロボウイング」(QRコード)の機体や活用法の認知が高まる中、今回の業務提携を皮切りにNTTイードローンが有するドローンの普及やオペレーションのノウハウ、オペレーター要員派遣などの協力を得ることで、国内のVTOL型ドローン市場をさらに開拓し、普及を強化することで社会実装の加速を目指す。
【提携の背景】エアロボウイングは発売開始から2年余が経過し、企業や自治体での導入・活用が進む中で、エアロセンスへのエアロボウイングを活用した点検や測量等の運航ニーズの高まりに伴ない、エアロセンス社内での運航オペレーションの体制や普及の強化が課題だった。
 NTTイードローンはドローンの開発製造、運用受託などの他、法令、機体、運用方法などの知識と経験を有したドローンのオペレーションを担う人材育成にも注力を行っており、両社のドローンの社会実装を目指す目的意識も合致したことから、NTT東日本グループとの協働を通じてVTOL型ドローンのさらなる社会実装を加速させることに至った。
【具体的な業務連携】①エアロボウイングの運航オペレーターとして、NTTイードローンからオペレーターを運航現場に派遣し、運航のオペレーションを実施(補助要員含む)②各企業や自治体等への山間部、河川等での広域にわたる点検や測量などの実施提案および普及活動③NTT東日本グループが目指す、地域活性化を目的とした農業や林業などの第一次産業分野でのドローンの運航および普及。
 エアロセンスは、環境省や国土交通省等が実施する物流実証実験に協力した実績を持ち、2023年1月には東京23区の人口密集地(DID)での実証実験にも活用されるなど、その高い機体性能や信頼性が認められている。昨年12月、改正航空法が施行され有人地帯で目視外飛行が可能となるレベル4の解禁に伴い、両社が協働し機体性能の向上と販促の強化を図り社会に普及させることで、ドローンの社会実装の可能性を拡大させていくとしている。

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