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3年振りに大展示会 JAグループ さいたま県内外から3000人超

3年振りに大展示会 JAグループ さいたま県内外から3000人超
JAグループさいたまは1月28・29日の2日間、埼玉県加須市むさしの村で「第61回農業機械展示会」を開催した。クボタアグリサービス、ヰセキ関東甲信越、ヤンマーアグリジャパン、三菱農機販売などの農機総合機械メーカー4社をはじめ、水田、畑作、園芸用各種メーカーなど29社が出展し、各社のICT農機や新商品などを多数展示した。当日は園内にある池にも氷が張るなど厳しい寒さにも関わらず、多くの人で賑い、新しい機械や資材を見るために県内外からの動員を含め約3287名が来場した。
 JA全農さいたま生産資材部農機課の福田課長は「コロナ禍での開催は第1回目となるが、感染者を出さないようにするため、検温実施や消毒マットを置くなど徹底した対策を行った。3年振りに開催するが、来場者は開場の1時間も前から来る人がいるなど、かなり待ち望んでいたり、楽しみにされている方が多い印象だ。今回の目玉は共同購入トラクタ『SL33L』だ。今年3月までなので、それを周知しつつ提案していく」と話した。
 また、販社4社の担当者からは「埼玉地域の農家は、2年かけて農機を買う傾向にあり、今年はしばらく途切れていたこともあり、1年目なので様子見のひとも多い印象だ。ただ、自動操舵関連の関心が強いので、そこをアピールしたい」と話したり、別の担当者は「久々なのでお客様の熱量は凄い。価格も値上げされるので、迷っている人には今のうちに購入しておくことをお勧めしていく」と話した。
 また、来場者の中には「久々の展示会で進化した農機を沢山見られて良かった。知り合いとも久々に交流できた」などと話し、楽しんでいた人もいた一方、「やはり農機が3年前より高くなっている。米の価格も転嫁できないので、これ以上値上げされるのは困る」との声も聞かれるなど、農家の苦しい懐事情も聴かれた。

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