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農水省 米産業の活性化へ 事業者等参集し意見交換

農水省 米産業の活性化へ 事業者等参集し意見交換
農水省は1月25日、同省内会議室で「第1回米産業活性化のための意見交換」を開催した。
 この会合は、米の生産から消費に至るビジネスに関わる事業者及びその団体が参集し、川上(生産者及び集荷団体)と川下(卸売業者及び実需者)とが互いに相手方のニーズとシーズを知り、需給トレンドを踏まえつつそれぞれの事業の発展を図り、ひいては米産業全体の活性化を実現させる契機となるよう、意見交換の場を設けたもの。主宰は農水省で、第2回から原則として公開する。
 会の冒頭、農水省大臣官房新事業・食品産業部長の宮浦浩司氏が挨拶。「一昨年9月から米の現物市場をいかに作っていくのか制度的な検討を進め、昨年3月に一定の取りまとめをした。そのうえで、需給や価格の情報共有の進め方や、現物市場の開設主体を公表したところ。本日は、情報共有について単に需給や価格だけでなく、米に関わる需要をいかに広げていくのか、米にまつわるビジネスをいかに活性化させていくのか、広く関係者で意見交換し、ビジネスに活かしていこうという場。忌憚なく意見を頂戴したい」と述べた。
 続いて、茨城大学農学部准教授の西川邦夫氏が、「主食用米市場の見通しと海外市場の開拓」と題して基調講演。需要拡大の方向性は、①主食用米需要の逆転②非主食用米需要の拡大③海外需要の開拓―のいずれか。また、海外市場では国産米同士が競争する構造になりつつあり、国産米全体の競争力向上のためには、生産・流通コスト削減が必須などとした。
 その後、㈱百笑市場代表取締役社長の染野実氏が事例紹介、農水省が前年産の販売状況等の提供、卸売業者及び実需者の委員からの米・米加工品等に関する情報提供、意見交換が行われた。

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