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担い手育成推進へ 指導農業士研究会を開催

担い手育成推進へ 指導農業士研究会を開催
第44回指導農業士全国研究会が1月24日、都内の千代田区立内幸町ホールで開催された。
 研究会は、農村青少年育成及びそれにかかわる地域農業の諸問題についての意見交換を行い、今後の指導農業士活動の推進に資することを目的としたもの。全国44道府県の会長をはじめ、170名の農業者が参加した。
 会の冒頭で、全国指導農業士連絡協議会の鈴木光一会長が挨拶に立ち、「ここ数年はコロナの影響も続き、昨年はロシアのウクライナ侵攻や円安など、世界情勢が大きく変化。また、肥料や飼料、燃料の価格が高騰し、農業にとっては非常に厳しい年だった。そのような状況も、創意工夫で乗り切っていければと思う。一方で、国民の皆さんも国産の農産物が大切であり、食料安全保障の重要性を感じている。そんな追い風を活かしながら、しっかり次の世代の担い手に農業を繋いでいかなければならない。そのため、今回のテーマを〝農業の担い手育成〟にさせてもらった」と述べた。
 次に、来賓の大日本農会会長、吉田岳史氏が「当会の農事功績者表彰事業の受賞者は近年、多くが指導農業士。皆様方には、後に続く若い農業者が、厳しい環境を乗り越え、時代に即した経営を確立できるようお力添えいただきたい」と挨拶した。
 続いて、農業経営コンサルタントを手掛ける農テラス代表取締役の山下弘幸氏が、「これからの担い手育成はどうあるべきか」を演題に基調講演。担い手育成の在り方は以前と大きく変わったとしたうえで、「若手農業者に理解を示し、意見を尊重し、勇気とチャンスを与える。特に30代にチャンスを与える」と総括した。
 その後、「担い手農家の実例に学ぶ」などをテーマとしたパネルディスカッションが行われ、閉会となった。

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