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作業性が更に向上 新型クロノス1月発売 和同産業

作業性が更に向上 新型クロノス1月発売 和同産業
〝日本製のロボット草刈機〟ということで支持されてきた和同産業=照井政志社長、岩手県花巻市実相寺410=のロボット草刈機「ロボモアKRONOSU(クロノス)」がリニューアル。来年1月に発売の予定だ。荒地や雑草地でも自動で草を刈っていくことから、果樹農家などから好評の同機。ユーザーからの要望を受けて細かな部分をパワーアップしている。

 マイナーチェンジしたMR―301Hは、見た目は変わらないものの、これまで購入したユーザーから受けた意見や要望をもとに更に機能を向上させている。
 特に要望が大きかった「最大傾斜角度を上げてほしい」「離れた場所でも稼働状況を確認したい」「盗難が心配」という点に対しては、オプションとして設定。現行機(MR―300)でも取り付けられるようにしたことで、導入しているユーザーも同様のアップデートができるようになっている。
【主な変更点】
 ▽クロノス本体と充電ステーションの単体販売=従来のセット販売を廃止。本体と充電ステーションをそれぞれ単体で販売する。これにより本体追加購入の要望に対応できるようになった。
 ▽ホイールカバー標準装備=ホイールの内側にカバーを標準装備し、ホイールの破損と草詰まりを軽減させた。
 ▽ACアダプター防雨カバーを標準装備=現行機で要望の多かったACアダプターのカバーを充電ステーションに標準装備。
 そのほか、バンパーゴム肉厚変更によるカバー破損の軽減、エリアワイヤー検知性能を向上させている。
【追加オプション】
 ▽ウェイトホイール=標準ホイール装着時は最大傾斜角20度までだが、オプションを装着することで最大30度まで対応可能になる。傾斜地走行性能が向上する同オプションは現行機のホイールを交換することでも装着が可能だ。
 ▽遠隔通知ユニット(遠隔通知機能)=今まではエラー発生時にクロノス本体の近く(数m)まで近づいてBluetooth通信による確認が必要だったが、このユニットを取り付けることでクロノス本体から登録したアドレスへメールによるエラー通知を発信。離れた場所から稼働状況(稼働中・充電中など)や日付を指定して走行軌跡をWeb上(PC・スマホ)で確認することも可能となった。
 設置したエリアワイヤー内をランダムで進み草を刈っていく同機。天候や場所・時間を問わず、草刈り・帰還・充電まで全てクロノス自体が行い、基本的に1時間作業して1時間充電を繰り返していくので、導入した農家からは「面倒な草刈り作業から開放された」と喜ばれている。
 今回オプションで傾斜角度アップを実現。より使い勝手が良くなったクロノスに注目だ。
 新型クロノスMR―301H(本体のみ)の小売価格は税別40万円。MR―301S(充電ステーション1式)は同13万円。

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