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山本製作所、新製品4機種を秋田で発表 ドライデポ、籾摺機 遠赤乾燥機、YCASNEO

山本製作所=山本丈実社長、本社:山形県天童市=は、10月29日、秋田県種苗交換会会場内の同社出展コーナーで新製品発表会を開催し、変化する今の時代のニーズに即してマイナーチェンジした①循環乾燥貯留装置『ドライデポ』②籾摺機③遠赤循環型乾燥機『ウインディビルド』④山本遠隔確認システム『YCAS NEO』の計4機種を発表した。



 発表に先立ち、鈴木淳農機事業部長が挨拶。資材調達状況や今回発表する新製品の概要を紹介(別掲)。続いて技術スタッフが各社製品について説明した。
【循環乾燥貯留装置・ドライデポ】SBD―3H(7t仕様)/同―3HL(10t仕様)。
《開発の狙い》山本製作所では、40年以上前に独自の〝低温大風量乾燥〟で様々な穀物を高品質に仕上げる循環乾燥貯留装置『ドライデポ』を発売、特に大豆生産農家から高い評価を得てきた。縦型の循環乾燥機との比較では、ドライデポは静置時間が長く、大風量で乾かすため、大豆の乾燥において損傷を極力少なくするのが特徴。これを今の時代に合せてリニューアル。水分センサや操作盤を改良し穀物種類を設定することで籾・麦・そば・大豆・コーンの乾燥を可能とした。また幅広いニーズに応えられるよう10t仕様を追加した。
《主な特徴》①7t/10tの2仕様②雑穀対応スノコを標準装備(φ2穴仕様をφ1穴標準仕様に変更)③8インチ昇降機を搭載し張込能力アップ④新型操作盤・汎用水分センサ・リニアバーナを搭載(縦型乾燥機に準じる)=▽温度上限乾燥や水分休止乾燥などが設定可能▽汎用水分センサを搭載しているため籾・麦・そば・大豆・コーンの乾燥が可能▽穀物種類「マルチ」を選択することで自由に熱風温度を設定できる他、設定変更で「循環」/「静置」を選択できることで、これまで通りの静置乾燥も可能▽マルチ乾燥―循環あり:きび、あわ、ナタネなど▽マルチ乾燥―循環なし:網袋に入れた大豆、さや付き大豆、小豆、稲わらなど⑤YCAS NEO接続対応⑥メンテナンス性向上=▽上スクリュー樋はオートクリーニング方式で無残粒構造▽下スクリュー樋は残粒排出機構を搭載し、昇降機下部も工具レスで残留穀物の掃除が可能▽下箱の点検口を4カ所に増設▽減速機の運転状況やレール損傷など確認できる点検窓を9カ所配置。
 発売は2023年4月1日。本体小売価格(税別)は、SBD―3Hが485万円。同―3HLが530万円。燃料タンクはオプション。以上は後藤睦氏が説明。
【籾摺機】RX―8000G。
《開発の狙い》1時間に60俵処理できる高耐久の8インチ籾摺機。昨年発売したRX―8000をベースに耐久性を向上。また混合タンク内の摺り米を監視し流量の変動に応じて自動で流量調節する構造に進化、安定した運転を行える。RX―8000(ライスセンター向け)から作業性と耐久性をさらに向上させたことで大型ライスセンターやカントリーエレベーター(CE)など稼働率が高い施設でも安心して使用できる設計とする。
《主な特徴》①流量調節モータ駆動で簡単操作=タッチパネル上で流量調節が可能になり操作性が向上②流量補正機能(流量調節を機械側がセンサを通じて行う)で安定運転=混合タンク内の摺り米量を監視し、流量の変動に応じて自動で流量調節する構造に進化し安定した運転を行える③自動残粒機外排出機能で作業性向上=品種切替の時に、エアブローした機内残留米を2方切替器で機外排出して袋取りすることができ作業性が向上④フック解除1つでロールカバー蓋が上下開閉し、ロール交換が容易になった⑤耐久性・耐摩耗性を向上(想定使用時間で6~7倍延びた)=1つは籾昇降機蓋、混合昇降機蓋の耐摩耗性向上。2つ目は揺動アームの耐久性向上。3つめは風選部ファン関係も高耐久⑥YCAS NEO接続可能。
 発売は2022年12月1日。小売価格(税別)は995万円。※参考=RX―8000は同682万円。以上は高橋洸希氏が説明。
【遠赤乾燥機ウインディビルドをマイナーチェンジ】HD―VMR2(19~34石)/同―VAR2(30~55石)/同―VNR2(60・65石)/同―VAM2(30~55石・汎用型)。マイナーチェンジ。
《開発の狙い》新機能として『セルフチェック機能(通称:ビルドスコープ)』を搭載し、各センサ、モータ、バーナーなどの動作確認を自動で行う。チェックの内容としては、モータ類の電流値、バーナーの燃焼量、排出口の開閉動作、シャッタードラムの動作、水分計の動作、各センサ類のオン/オフ確認。バーナーを含めた動作確認では全チェックが終わるまでに約25分、バーナーを除いた動作確認は約3分で終了する。稼働前の試運転の確認をより精密に行うことで、シーズン始めからユーザーに安心して作業を行ってもらえるように、このサポート機能を搭載した。またビルドシリーズで搭載されているAI機能として、乾燥仕上がり時刻を自由に設定できる『仕上げ予約モード』、また張込時の水分のバラツキを分析して最適の休止時間を導き出し、それを乾燥運転に組み入れ、良質米の生産に寄与する『おまかせ乾燥』はそのまま継承。※詳細は次号。
【YCAS NEO】従来の、作業場の乾燥機、籾摺機の様子を確認することができるシステム(YCASシリーズ)に加えて、「集中管理システム(YCAS―DPSET」のオプションを追加。乾燥施設内の事務所内から運転/停止ができ、乾燥機を管理しやすくなった。
 またカメラオプションに高性能カメラ(YCAS―NCAM、同―NCAMES)を追加した。※詳細は次号。

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