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ジビエ利用18%増 連携フォーラムも設立

農水省はこのほど、令和3年度野生鳥獣資源利用実態調査をまとめた。
 食肉処理施設が令和3年度に処理した野生鳥獣のジビエ利用量は対前年度比17・5%増の2127tとなった。このうち、食肉として販売した数量は同11・7%増の1324t。これを鳥獣種別にみると、シカが947tで同27・5%増加、その他鳥獣が20tで同33・3%増、イノシシは同16・4%減の357t。都道府県別では北海道が最も多く762t。次いで兵庫が203t、長野が151tとなっている。
 食肉処理施設が処理した野生鳥獣の解体頭・羽数は同7・9%増の14万4896頭・羽。鳥獣種別では、シカが同15・4%増の9万9033頭、その他鳥獣が同18・6%増の1万6197頭・羽、イノシシが同14・7%減の2万9666頭。
 なお、環境省の調査によると、狩猟及び有害捕獲等によるイノシシ、シカの捕獲頭数は令和3年度が125万3600頭、うちイノシシは52万8600頭、シカは72万5000頭だった。
 農水省では、9月20日付で「ジビエ連携フォーラム」を設立している。同フォーラムはジビエ利活用の取組を更に発展・充実させることを目的に捕獲する側・利活用する側双方の出会いの場として立ち上げられたもの。現在会員を募集中で1回目の会員名簿の公開は10月頃を予定。2回目以降は随時更新予定。詳細は同フォーラムのHP(https://www.maff.go.jp/j/nousin/gibie/partnershipforum.html)。

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