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MAM齋藤社長が北海道更別農高訪問 ひまわり緑肥アート 70周年記念事業に協力

三菱マヒンドラ農機(以下、MAM)の齋藤徹CEOは、8月2日、北海道更別農業高等学校を表敬訪問し、伊與部明校長先生らと対談した。同校は70周年の記念事業の一環として先進技術を用いたひまわり緑肥の畑アート制作を行っているが、その制作にあたってはGPSを用いたトラクターと作業機の同調制御技術が評価され、MAMがこれに協力している。対談では「スマート農業は農業のイメージを変える。農業に魅力を感じてもらうきっかけとなれば」などと意見交換した。

【記念事業の背景】十勝地域は3割が火山性の土壌でリン酸吸収係数が高い地域だ。そのため、肥料でリン酸を撒いても多くが土壌に吸収されてしまい、作物が吸収しにくいと言われている。そこで、更別農業高校では、リンの吸収を促進する菌根菌を集める力が強く地域の景観向上にも貢献できるひまわり緑肥を使うことにした。緑肥の播種ではISOBUS(トラクターと作業機が情報通信を行うための国際規格)やセクションコントロール(トラクターと作業機を同調制御し、肥料や農薬などを指定した場所にだけ散布することができる技術)といった最先端の農業技術を使って圃場アートを作る。また、この活動にはひまわり緑肥の鋤き込みに使うディスクハローの試乗体験、SNSでの発信活動など行う中で生徒により多くのことを学んで欲しいとの思いも込められている。同校には全部で約10‌haの農地があり、そのうちの2haで次作につながる作物として緑肥のヒマワリを栽培する。MAMはこれらに関わる技術・機材の提供、スマート農業に関する出張授業等を通して、北海道更別農業高等学校70周年記念事業を支援していく。
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 座談会には北海道更別農業高校の伊與部明校長先生と実習部長の原義幸先生、MAMの齋藤徹CEOと商品企画部前田篤志主任が出席した(以下、敬称略)。
 齋藤「スマート農業を知って頂くことで農業に対するイメージが向上し〝農業で旗揚げしていこう〟という気持ちになって頂ければ北海道の農業、ひいては日本の農業も活気づいていくのではないかと思います。若い世代の方が農業に魅力を感じてもらうことはとても大事。今回の活動の意義はそこにあると思っています。7月の種まきでは弊社の前田が機械を出して実際に生徒さんも機械に乗る体験をされましたが、皆さんの反応はいかがでしたか?」
 原「とても感動していました。これまでも授業でスマート農業には触れていましたが、やはり実際に体験するというのは違います。トラクターは気持ちよく真っすぐに走り、設計図通りに種が落ちていく様子が全部ディスプレイで分かりました。これで秋に本当にほ場に絵が浮かび上がったらなおさらだと思います。またドローンで播種する様子も撮って頂き、生徒にも実際に写真撮影をさせて頂きました。生徒にとっては非常にこれが、魅力的だったようです。いつもは汗をかいて一生懸命やらなきゃいけないですが、今回は最新の機械でとても効率よくできる種まき体験をさせて頂きました。秋にはひまわりの鋤き込み作業もディスクハローを持ってきて協力して頂けるので、今から楽しみです」
 前田「種まきは、生徒さん達が本当に楽しそうに参加してくれました。自分から運転したいと名乗り出てくれた生徒さんもいました。種をまく場所や量はプログラムされていて、ハンドル操舵も自動運転なので、あとは何個かボタンを押すだけという感じで乗ってもらいました」
 原田「前田さんがうまくサポートしてくれました。トラクターの運転席の中はクーラーが効き、前田さんもいつも通りスーツ・革靴姿でしたね」
 齋藤「スーツで?すごいね、カッコイイね」
 伊與部「農業のイメージが大きく変わりそうですね。やっぱりスマートは大事ですね(笑)」
 齋藤「ハイライトはその絵文字が浮かび上がってくる頃ですよね」
 原「咲いた時にまた三菱さんにドローンをお願いし全校生徒で写真を撮りたいです。地元の企業さんがひまわりが見えるように足場を組んでくださるので、小学生や幼稚園児、地域の方達、同窓生などにも見て頂く予定です。また農家の方達にも最新機械でこういったこともできるとアピールしたいと思っています」
 齋藤「スマート農業の目的は効率化や環境、エネルギーなど様々あると思いますが、この機会に私たちの取り組みを少し紹介させてください。肥料では環境問題となる海洋マイクロプラスチックを出さないペースト肥料にも力を入れています。私たちは被膜不要のペースト肥料に注目し、これが撒ける専用の田植機も開発・販売しています。これまでペースト肥料は粒状肥料に比べ価格が高いため普及の足枷となっていましたが、今ウクライナ問題等で粒状肥料との価格差も縮まり、また肥料の稲体への吸収効果も高いペースト肥料は減肥の有効な手段の1つです。農水省とも実証実験を一緒に進めています」
 前田「エネルギーに関連するところでは今回の活動でも、今秋、ひまわりが咲いたものを畑に還元する時にディスクハローという機械を持ってきます。この機械は通常の耕うん作業の3~4倍もの速度で作業でき、燃料代も1/3~1/4になります。また、通常の耕うんよりも切る能力に長けているので、緑肥の分解も非常に早く、畑との相性がいいです。今北海道中でとても人気がある機械で来年にも活きる作業になります。秋にはヒマワリの鋤込み作業でぜひ体験してください」
 齋藤「いま、脱炭素が非常に重要な社会課題となっていますが、ディスクハローは効率化と低燃費で環境にも大きく貢献できる製品です」。

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