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大豆用畝立て播種機 湿潤圃場でも作業が可能 小橋工業

小橋工業(小橋正次郎社長)は、播種機装着用ツールバーを標準装備した「大豆用高速畝立て播種機」の発売を8月から開始した。同機は、アグリテクノサーチ(福光康治社長、本社・姫路)製の播種部を装着することで、大豆用高速畝立て播種機としても活用できる。作業速度が速く、湿潤圃場でも作業が可能なため、大豆農家の抱える湿害課題を解決。

 小橋工業=岡山市南区中畦684=は、国産大豆の生産拡大を目的として、農研機構、アグリテクノサーチと共に「大豆用高速畝立て播種機」を共同で研究、製品化した。
 同機は同社の高速畝立てディスクとアグリテクノサーチの播種部HUD―2を組み合わせることで、大豆を高速で畝立てし、播種できる作業機が実現した。この共同研究の成果である、大豆用高速畝立て播種機は作業速度が速く、湿潤圃場でも作業が可能なため、大豆農家が抱える湿害課題を解決し、安定した単収と品質の確保が可能となった。
 高速畝立てディスクの特長は①播種機装着用ツールバーを標準装備②重心位置に配慮して耕深調整ゲージ輪を後部に設置することで、走行安定性を確保。
 大豆用播種機の特長は①作業速度4~6㎞/hを実現。従来は作業速度が1~3㎞/hだったが、さらに高速作業が可能になった。天候と圃場状態をにらんだ適期播種により、作付面積拡大および単収増加を狙える②水分の多い圃場でも培土が可能。土を反転する作用が強いディスク式のため、水分の多い圃場でも土を練らず、素早く畝立て播種ができる。
 ③消耗部品が少なく、低コスト。ロータリ式は耕うん爪が摩耗するため、定期的に交換する必要がある。ディスク式の場合、摩耗する部品が少なく、摩耗しても畝立て性能が低下しにくい④播種機を外せば中耕培土作業も可能。前進する際に丸形ディスクが回転し、土を削りながら培土し、チゼルがディスクの耕深を確保しながら隙間をほぐし、さらに花形ディスクで細かく土塊を砕きながら砕土する。
【HDR200主仕様】▽機体寸法=全長1300×全幅1895~2350×全高1100各㎜▽機体質量=304㎏▽適応トラクタ=37~60‌PS▽トラクタ装着方式=標準3P直装▽小売価格=109万7800円。

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