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農道を手軽に整地 「ロードメーカー」発売 スガノ農機

プラウメーカーのスガノ農機=渡邊信夫社長、茨城県稲敷郡美浦村間野天神台300=が、画期的な作業機の注文受付を開始した。その名は「ロードメーカー/RM220F」。くぼみや凸凹、轍(わだち)ができてしまった未舗装の農道をトラクタで簡単に整地できる製品で、30馬力のトラクタから使用することができる。
 凸凹した農道を軽トラで進むには安全走行にも悪影響を及ぼし、何よりストレスが溜まるもの。そうした農道の整地はダンプで土や砂利を下ろして手作業やバックホーで慣らしていくのが一般的。だが、この農道整地機を使えばトラクタで簡単に整地できる。
 斜め2列に配列されたシェア(刃)が、土や砂利を受け流しデコボコを均していく仕組み。シェアは両端下部のヒール(ソリ)から3㎝出ているだけなので、必要以上に農道を傷つけることなし。操作も簡単でトラクタのポジションレバーを調整するだけ。土や砂利を抱え過ぎた際にはバックでならすこともできる。YouTubeで作業の様子を紹介しており、ロードメーカーを使った後を走る軽トラが暴れることなくスムーズに走っていた(写真下のQRコード)。
 トラクタが入れる幅さえあればハウスの中や倉庫周辺などでも使用可能。繰り返し作業することで、雑草の繁茂を抑えられ、維持管理の負担の軽減にも役立つ同機。値段も手頃なので持っていれば農作業を効率よく進めるのに一役買いそうだ。
 【ロードメーカーの諸仕様】▽適応トラクタ参考馬力:30~110PS▽作業幅:220㎜▽標準作業深:3㎝▽サイズ:全長1420×全幅2350×全高1010㎜▽機体質量:410㎏▽標準作業速度:~3.0㎞/h▽装着装置の種類:3点リンク1・2形。

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