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防技研、第2回研究会を開催 情報交換や講演等の内容

ゴルフ場防除技術研究会(小林由幸会長)は、8月4日に東京都内において、3年ぶりとなる「2022年度・第2回研究会」を、100人以上を集めて開催。「昨秋から現在に至るスズメノカタビラ防除に対する問題点と、それらに対する解決策を様々な視点から議論する」等の話題が取り上げられ、ゴルフ場管理作業の外注化が進む中で活発で有意義な研究会となった。

 冒頭挨拶に立った小林会長は、「昨年、防技研は30周年をむかえたが、防除という、ともするとリスクの高いビジネスを、どうやって成功させるか、そして盛り上げていくかを、いつも考えてやってきて、その結果、会員、賛助会員の方々が増えていった」などと振り返った。
 その上で、今回のスケジュールの説明を行い、カーボンニュートラルに関して、「ゴルフ場や我々業界がどう取り組んでいくのか、何をしなければならないのか、課題はどれだけあるのか、どういったタイムスケジュールでやっていくのかなどを検討することが重要である」などと話した。
 「情報交換会」では、昨秋~現在に至るまで問題となった雑草病害虫といった話題が取り上げられ、全国各地域からの報告が行われた。
 それによると、雑草に関しては、スズメノカタビラ、ヒメクグを挙げる声が多く、スズメノカタビラに関しては、特にグリーン周りが問題との指摘が目立った。病害虫に関しては、それほどでもないという声が多かったが、シバオサゾウムシやラージパッチなどが挙げられていた。
 請負防除作業の問題点としては、人手不足の声が多く、ゴルフ場では来場者数が増えているが、管理予算は全般的に増えていないようだった。
 ドローンに関しては一部で使われているが、まだ件数は少なく、樹木の問題としては、松枯れやナラ枯れの被害が増えているという声が目立った。
 午後からは、「雑草アンケート(事務局)」、「ゴルフ場・校庭芝地における低炭素社会実現化に向けた取り組み(神戸学院大学現代社会学部・渡会英明客員教授)」等のスケジュールで進み、終了した。
 なお、来年は、第1回研究会を2月14日に、第2回研究会を8月2日・3日に、都内で開催することを予定している。

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