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業務提携を発表 新サービスを提供  誠和と テラスマイル

アジアトップレベルの施設園芸の栽培技術を誇る誠和=大出浩睦社長、栃木県下野市柴262―10=と、労務と経営の分野で卓越したソフトウエア技術を持つスタートアップ、テラスマイル=生駒祐一社長、宮崎県宮崎市橘通西1―5―30=が、GPEC会期中の7月21日、東京ビッグサイトで業務提携を発表した。
 誠和のハードウエア『プロファインダー』とソフトウエア『プロファインダークラウド』と、テラスマイルの労務と経営に強いソフトウエア『RightARM(以下、ライトアーム)』を連携させることにより、生産者に一気通貫の営農支援サービスを提供する。
 例えば、積算温度が何度になれば収穫適期になり、逆算でいつ播種すれば、高値で販売できるかの試算、収穫人員は何時、何名必要になるかの情報などもスピーディーに取得でき、経営改善につなげることができる。現状では、生産のデータを自治体の営農指導員などが解析して営農指導をしているが、デジタルに労務と経営の情報までつなげることにより、これを飛躍的に効率化できるのが同連携の特長だ。
 両社長は記者会見の席で「日本農業は担い手の絶対的な不足が大課題。解決の切り札とされているのがスマート農業だ。農水省は2025年までにデータを活用した農業の普及率を80%まで高めるとしているが、データ収集は2020年で約16%、データ利活用はほぼなされていない。これからの生産者にはデータ解析を容易に行え、スマート農業が実践できるサービスが必要だ。誠和のプロファインダークラウドを利用されている生産者は、今後、テラスマイルと契約すれば、プロファインダークラウドのデータを手を加えることなく、そのままライトアームでも活用できるようになり、労務・経営分析のレポートを受け取れるようになる。この連携が我が国のスマート農業加速のキッカケになれば嬉しい」と話した。
 利用料(税別)はライトアームの自治体利用料が年間110万円から。プロファインダー価格24万8000円(同)、プロファインダークラウド月額2500円(同)。

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