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松山 新型ニプロ中小型ロータリー 使い易く耐久性向上 18~60馬力の4シリーズ

松山(松山信久社長)は、中小型トラクタ用ニプロロータリーモデルをフルモデルチェンジさせた。CBX20シリーズ・CX20シリーズ・SX20シリーズ・AXS20シリーズで、各シリーズ爪の取り付けはそれぞれフランジ仕様とホルダー仕様を用意。また、SX20・AXS20シリーズでは、洗車や爪交換時に便利な「均平板らくらくアシスト」を採用している。

 高い基本性能と耐久性で好評を得ている松山=長野県上田市塩川5155=のニプロロータリー。今回、中小型トラクタ用モデルがフルモデルチェンジ。耕うん能力と使いやすさをパワーアップさせた各シリーズのポイントを紹介する。
 ①「CBX20シリーズ」の適応トラクタ馬力は18~26馬力。作業幅は1.4m/1.5mの合計4型式をラインアップした小型・軽量トラクタ用モデル。
 ②「CX20シリーズ」の適応馬力は24~35馬力。作業幅は1.6m/1.7m/1.8mの計6型式。従来機と比較して機体バランスの軽量化を図りトラクタへのマッチングバランスを向上。より作業しやすいモデルに進化。
 ③「SX20シリーズ」の適応馬力は24~60馬力。作業幅は1.6m/1.7m/1.8m/1.9m/2.0m/2.2mの計12型式。従来機ではなかった2.2m幅を追加し、適応馬力も50馬力から60馬力にアップした。
 ④「AXS20シリーズ」は後尾輪仕様で、適応馬力は40~60馬力となり、従来機の50馬力から60馬力にアップ。作業幅は2.0m/2.2mの計4型式。
 各シリーズとも爪の取り付けについて、それぞれフランジ仕様とホルダー仕様を用意。フランジ仕様では新設計のニプロ新型ラセン配列を採用し、理想的な爪配列により均平性が向上した。なかでもSX20シリーズとAXS20シリーズのフランジ仕様とホルダー仕様には新型ブラウン爪(溶着G爪)を採用。耐摩耗性は従来機と比較してフランジタイプでは約1.3倍、ホルダータイプでは約1.7倍にアップさせている。加えて両シリーズでは、「均平板らくらくアシスト」を採用。これにより洗車時、爪交換時に重い均平板を持ち上げる際の負担を50%軽減させただけでなく、耕うん部カバー、側板、均平板下部にステンレスカバーを採用して土の付着を抑制。均平板下部のステンレスカバーも交換が可能になり、厚さも従来機より1.5倍と、農家が求める耐久性も高めている。
 トラクタへの装着方法はJIS標準オートヒッチ0.1形のSカプラ方式。SX20シリーズとAXS20シリーズの2.0m/2.2m幅に高馬力トラクタ(60馬力以下)に対応した強化ジョイント仕様4SD/3SD仕様を設定している。
 このほかにも、各シリーズの耕うん軸両側に耐久性の高いフローティングシールを採用し、フランジタイプの爪ボルトは爪交換が容易な組ボルトを採用するなど、作業効率アップに貢献するロータリーへと進化させている。
 CBX20シリーズは52万8000円~63万8000円。CX20シリーズは59万9500円~73万1500円。SX20シリーズは80万3000円~103万4000円。AXS20シリーズは94万500円~108万3500円(全て税込価格)。7月から発売開始。

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