農林業機械・農薬・資材についての動向を紹介する

農水省は４月14日、令和２年産西洋なし、かき、くりの結果樹面積、収穫量及び出荷量を公表した。
　西洋なしの結果樹面積は１４００㏊で前年産に比べ１％減少した。収穫量は２万１５００ｔ、出荷量は１万８９００ｔで、それぞれ同22％、同23％減少した。10ａ当たり収量は１５４０㎏で前年を21％下回った。これは山形県における雪害や凍霜害による着果数の減少、夏季の少雨により果実の肥大が抑制されたこと等による。収穫量割合は山形が65％、新潟、青森が８％。３県で全国の約８割を占めている。
　かきの結果樹面積は１万８１００㏊で同２％減少。収穫量は18万７９００ｔ、出荷量は16万２３００ｔで同３％、同２％減少。収穫量割合は和歌山21％、奈良15％など。　くりの結果樹面積は１万６８００㏊で同３％減少。高齢化による労力不足に伴う廃園があったこと等による。収穫量は１万５７００ｔで同７％減少。出荷量は１万２８００ｔで同６％減少した。主産県は茨城で３８００ｔ、全国の24％を占める。