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耕うん、薬剤散布など 農水省がスクミリンゴガイ対策まとめ

耕うん、薬剤散布など 農水省がスクミリンゴガイ対策まとめ
農水省は、このほど全国で実施されているスクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)の防除対策をとりまとめ、各防除技術のポイントと留意事項をマニュアルとして、農水省ホームページで公開した。農作業の効率化が期待される技術、機材が生産現場に導入されている状況を踏まえつつ、必要最低限実施すべき対策を必須事項として例示している。また、令和4年3月末現在のスクミリンゴガイに登録のある農薬一覧も掲載している。
 スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)は、南米原産で、1981年に食用目的で台湾から輸入され、水田周辺で養殖が始められたが、その後、消費者の嗜好に合わず商品価値を失い、養殖業者の廃業等によって放置され、農業用水路や水田で野生化し、稲を加害している。
 同省は、昨年多く発生した地域では、多くの貝が越冬しているおそれがあるため、移植前に取水口・排水口にネットや金網を設置するとともに、水田内の発生が多い場合には石灰窒素の散布の実施を呼びかけている。また、移植時は薬剤散布を実施し、移植後は水深を4㎝(理想は1㎝)以下に維持する浅水管理を実施する。また、農機具・機械に付着した泥とともに他のほ場へ拡散することがあるため発生ほ場で使用した後は泥をよく落としてから移動させる事も大切だ。

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