農林業機械・農薬・資材についての動向を紹介する

農水省は４月13日、「令和４年度病害虫発生予報第１号」を発表した。
　野菜類では、たまねぎのべと病の発生が近畿、中国、四国および北九州の一部地域で多くなると予想されている。圃場を見回り、り病株の抜き取りを実施するとともに都道府県から発表される発生予察情報等を参考に薬剤防除を的確に実施する。
　果樹・茶では、病害虫防除を効率的かつ効果的に実施するため、春期の病害虫の発生を抑制することが重要。感染落葉やり病部を除去し、園外に持ち出すなど、適切に処理する。また、都道府県から発表される発生予察情報を参考に薬剤防除を実施する。
　その他、いちごのアザミウマ類など地域によっては多くなると予想されている病害虫があるため注意。
【野菜・花き】▽いちご＝アザミウマ類が関東、東海、中国、九州で「多い」、北陸、四国で「やや多い」。アブラムシ類が東海、四国、北九州で「多い」、南関東、北陸、南九州で「やや多い」。ハダニ類が北陸、東海、四国で「多い」、南関東、近畿、中国で「やや多い」。うどんこ病が四国で「多い」、近畿で「やや多い」▽キャベツ＝菌核病が南九州で「多い」、近畿で「やや多い」▽きゅうり＝アザミウマ類が四国で「多い」、北九州で「やや多い」。コナジラミ類が四国、北九州で「多い」。うどんこ病が四国で「多い」、北関東で「やや多い」。べと病が四国で「多い」、南九州で「やや多い」▽たまねぎ＝アザミウマ類が近畿、四国、北九州で「やや多い」。べと病が近畿、中国、四国、北九州で「多い」▽トマト＝コナジラミ類が東海、四国で「多い」、関東、北陸、北九州で「やや多い」。葉かび病が北関東、東海、四国で「多い」。
【果樹・茶】▽かんきつ＝ハダニ類が北九州で「多い」、東海、南九州、沖縄で「やや多い」。かいよう病が四国、沖縄で「多い」、北九州で「やや多い」。そうか病が東海で「多い」、沖縄で「やや多い」▽茶＝カンザワハダニが南九州で「多い」、南関東、東海、近畿で「やや多い」▽果樹全般＝果樹カメムシ類が近畿で「多い」、東海、中国、四国で「やや多い」。