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情報通信環境整備へ 農水省がガイドライン

情報通信環境整備へ 農水省がガイドライン
農水省は、このほど農業農村における情報通信環境の整備をすすめるための基本的な考え方やポイントについて、調査、計画・設計、工事・運営管理のプロセスごとに整理し、「農業農村における情報通信環境整備のガイドライン」として取りまとめた。
 農業農村における情報通信環境は、低密度の人口、集落や農地を含む幅広いカバーエリア並びに農業農村インフラの管理、スマート農業の導入及び地域活性化など多用途への活用といった市街地とは異なる条件下で整備・運用を行う必要がある。
 そうしたなか、農水省では令和2年度から「土地改良施設情報基盤整備推進調査」で行われた農業水利施設の操作・監視の省力化に関する実証のほかスマート農業実証プロジェクト(ローカル5G)等の成果及び先行地区の事例などをもとにしつつ、学識経験者や先進自治体職員、民間事業者などをメンバーとする「農業農村における情報通信環境整備に関する勉強会」での意見も踏まえて作成したのが今回のガイドラインだ。
 ガイドラインは地方公共団体や農業協同組合、土地改良区等の農業者が組織する団体等が主体となって情報通信環境を整備する際の参考として活用されることを想定して作成。整備に向けたプロセスを調査、計画・設計、工事・運営管理の3段階にわけ、各段階で具体的になにを行う必要があるのか、その際のポイントはなにかといったことを整理するとともに、関連する技術・基準・手続き等の情報や地区事例などを参考として掲載している。
 なお、ガイドラインは、各地区での取組の成果や技術の進展などの最新状況を踏まえ、今後も更新していくこととしている。

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