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アグリアタッチ研究所 新型整形ロータリ 可変領域大幅アップ 土量調整がさらに簡単に

トラクタ、管理機用アタッチメントメーカーのアグリアタッチ研究所(笹岡弘和社長)が主力製品である管理機向け可変整形機のフルモデルチェンジ機を開発した。「ダブル可変機構」や本機への装着作業を助ける「カッチャンピン(特許申請中)」など、これまで以上にデザイン性と使いやすさを追求。カラーリングも刷新し各メーカー本機に合せた配色も取入れている。

  アグリアタッチ研究所=静岡県富士市北松野1204=が順次発売を進めていく待望の「ダブル可変整形ロータリシリーズ」は、平高うね整形マルチ仕様・平うね整形マルチ仕様・小うね整形マルチ仕様をラインアップ。きれいな畝作りとマルチ張りを簡単に行えるために変更した主なポイントを紹介する。
 第一のポイントが〝本機への装着作業を助ける「カッチャンピン」の採用(特許申請中)〟だ。新型機では管理機と作業機を連結するヒッチ固定部に使用するピン形状を変更。管理機側ヒッチに挿してあるフック状の「カッチャンピン」で整形機ヒッチに引っ掛ける構造になった。これによってヒッチ部が垂直に密着しヒッチピンの挿し込みと固定ナットの締め付けを簡単に行えるようになっている。
 第二のポイントが〝整形機の可変領域の拡大〟。ほ場条件に合せて土量調整するために可変領域を広げたことで、今まで以上にさまざまなほ場条件に対応して綺麗な畝立てが可能に。更に調整が必要な場合に対応するため、ボルトの組替で整形部の角度を更に約3度屈折できる「ダブル可変機構」も搭載。理想とする土量調整を行えることで硬く締まった畝立てができる上に排水性もアップ。マルチもきれいに張りやすくなっている。
 この他にも①畝立て同時マルチ作業時に使用する鍬の格納場所として「鍬ホルダー」の標準装備。構造も差し込むだけのシンプルなものなので煩わしさ感じることなく使える②摩耗して土寄せが悪くなって、畝が立ち難くなる前に知らせてくれる「センサーリブ板爪」は交換時期が分かりやすくなった上に強度をアップ③メジャーを使わなくても希望のうね肩幅に簡単設定でき、調整作業を容易にする「うね幅寸法目安シール」(※平高・平うねに採用)など、作業時の煩わしさから解放する便利な機能も搭載している。
 マルチ部についても変更。シートガイド形状をL型形状に変えたことで400m巻きのマルチフィルムにも対応し、うね高さ変更時の調整も簡単に行えるようになったほか、新採用の「ロングサポートアーム(※平高・平うねに採用)が長尺マルチチートの付け替え作業もグッと楽に変えている。
 うね芯間を一定にするためにマーキングできる「マーカーセット」をはじめ、溝をきれいに浚う「広溝セット」を3種類の幅で準備。また、小うね整形マルチを平うねマルチにできる「平うねマルチ組換キット」、遠方への移動時に便利な「移動用車輪」、液状系の土壌消毒剤を使用してマルチ畦内同時消毒可能な「土壌消毒機」といった作業の幅を広げる充実したオプションも用意。YouTubeで作業動画を順次公開していくのできれいな畝作りとマルチ張りを簡単に行えるための新機構を是非チェックして欲しい。

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