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山本製作所 子実コーンの栽培面積増へ 山本の汎用遠赤乾燥機VAM導入

水田転作で『子実コーン』が注目される中、業界で初めて『子実コーン対応水分計』を搭載した山本製作所=山本丈実代表取締役、本社:山形県天童市=の汎用遠赤乾燥機『VAM』をいち早く導入した北海道勇払郡の㈱スキット(鈴木悟代表)の取組みを山本製作所のレポートで紹介する。鈴木代表は「安心安全な国産濃厚飼料の安定供給を実現させるためにも、子実コーンの栽培面積を増やしたい。その時にはぜひ山本汎用乾燥機の増設をお願いしたい」と話し、高品質乾燥と作業の効率化を実現する同機に非常に満足していた。全国で進む子実コーンへの転作に朗報だ。

  株式会社スキットは北海道勇払郡安平町で営農している農業法人だ。同町は北海道の南西部に位置し、清流安平川や緩やかな丘陵地帯に囲まれた自然豊かな町で名馬ディープインパクトの産地としても有名。同地では水稲・麦・豆・野菜など様々な作物が栽培されている。
 同社は、同町の担い手5人が集まり平成26年に設立。社名のSKITT(スキット)は創業メンバーである鈴木・近藤・池田・高田・田村、5名の頭文字から命名された。設立のきっかけは、作付面積が増え個人では耕作が難しくなったこと。大型機械の共同利用により作業の効率化・コスト低減を図っている。
 現在、麦50‌ha・大豆50‌ha・デントコーン30‌haの他、子実コーン10‌haを栽培。国産濃厚飼料の需要増を見込んで、今後は子実コーンの栽培面積を増やす計画だ。
 子実コーンは、近隣の養鶏場からの依頼を受けて生産を開始した。ケージ飼いではなく、平飼い用の餌として供給している。農場側でも、国産の餌を用いた安心・安全な卵として付加価値をつけて販売しているため、通常よりも高値で買い取ってくれている。
 それまでコーン乾燥は個々の米麦用乾燥機で乾燥していたが、作業効率を上げるために1カ所に集約し、麦・大豆・子実コーンを乾燥することになった。そこで汎用性の高い乾燥機を検討したところ、面倒な穀物切り替え時の掃除がしやすく、操作も簡単なことが決め手となり、山本汎用乾燥機「HD―50AM2」5台の導入を決定。その後、栽培面積の拡大と更なる作業の効率化を図るため、山本汎用乾燥機の最新モデル「HD―50VAM」2台を増設し、現在は合計7台で効率的な乾燥作業を実現している。
 増設したHD―50VAMは、子実コーンの乾燥モードが標準装備されており、業界で初めて子実コーンに対応した水分計を搭載。代表の鈴木氏曰く「今まで調整の難しかった水分ムラもほぼ解消されて、安心して乾燥作業を行うことができた」。また、簡単に側面板・風胴を分解できるなど、穀物を切り替える際の残留掃除が一段と楽になっており「その点を非常に気に入っている」とのこと。
 同乾燥機は山本遠隔確認システム「YCAS++(ワイキャスプラスプラス)」にも対応。遠くの圃場から乾燥機の稼働状況を確認・設定変更することが可能であるため今後の規模拡大に最適だ。
 鈴木代表談「現在のように輸入飼料の高止まりが続くようであれば、国産飼料は十分勝負できる。安心安全な国産濃厚飼料の安定供給を実現させるためにも、子実コーンの栽培面積を増やしていきたい。その時にはぜひ山本汎用乾燥機の増設をお願いしたい」
【汎用遠赤乾燥機HD―50VAMの概要】業界初となるAI(人工知能)を搭載したBUILD(ビルド)シリーズの汎用機。汎用であるための機能、掃除のしやすさを進化させ〝使いやすく、高品質〟を追求し、昨年6月上市した。
 ※山本製作所ではHD―VAMシリーズ(55/50/45/40/35/30石)の兄弟機として、先ごろVDMシリーズ(80/70/60石)も発売。同シリーズもAI搭載、子実コーン対応。

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