クボタ2022年上期新製品③ 田植機ナビウェルの5条、新型自脱コン「カルウェイ」
クボタ機械事業本部(渡邉大本部長)は1月21日、2022年上期新製品13機種を発表した。本紙では回を分けこれを紹介する。今回は、新たに5条クラスをラインアップした田植機「ナビウェルシリーズ」と、更なる快適装備やあんしん機能を追加しモデルチェンジした自脱型コンバイン「カルウェイ」。★印は新機能。価格は全て税込み。
【田植機ナビウェルシリーズ(標準クラス)ラインアップ追加】発売型式NW5―N―R(ディーゼル5条植施肥無し仕様)、同NF―R(同施肥有り仕様)2型式。
《開発のねらい》クボタは、GPS(全地球測位システム)を活用したICT機能で田植えの高精度化、低コスト化に寄与する田植機ナビウェルシリーズ(標準クラス)を2019年から発売しているが、ICT機能である「株間キープ機能」・「施肥量キープ機能」を省いた求めやすい価格設定のラインアップを、新たに5条クラスで追加する。好評のナビウェルシリーズ基本性能はそのままに、顧客の幅広いニーズに応える。
《主な特長》①軽量ディーゼル田植機=17・3馬力の高出力ディーゼルエンジンを搭載。ボディーバランスを最適化し湿田や深田でも余裕の作業が可能。ガソリン機使用ユーザーも満足できる軽快な走りを提供②カラー液晶パネル&マルチスイッチ=カラー液晶パネルを装備し、作業情報や各種設定状況を見える化。ハンドル横のマルチスイッチで座ったまま楽に各種設定かつ端寄せ機能の操作が可能③高速疎植=疎植植えでも車速牽制の必要がなく、クボタZPシリーズ田植機対比で作業速度が20%アップ。作業効率向上に寄与④新温風ドライ施肥機=温風の除湿効果で肥料詰まりを軽減。電動繰出しなのでボタン一つで調量(繰出しテスト)ができる。測定した計量値(基本繰出し量)を液晶パネルに入力するだけで施肥設定が完了⑤高いメンテナンス性=5分割式樹脂ステップで必要箇所だけ簡単に取り外しができ、施肥ホッパも大きくオープンできるので繰出しロールの脱着等メンテナンスが行いやすい⑥コンパクト設計(ノーアンテナ)=現行機対比で約1m車高がコンパクトになり納屋や倉庫への搬入出が容易に。
発売時期は2022年1月。希望小売価格はNW5―N―R(ノーアンテナ仕様)=239万8000円、同NF―R(粒状側条施肥仕様)=287万1000円。
【自脱型コンバインカルウェイ】発売型式KR217(2条刈16・5馬力)、同220(2条刈20・0馬力)、同321(3条刈20・8馬力)、KR323(3条刈23・0馬力)合計4型式。
《開発のねらい》農業従事者の高齢化を背景に、取扱いが簡単でラクに作業できる小型コンバインに高い要望がある。そのような声に応えた従来機ラクリードシリーズは好評で、今回更なる快適装備やあんしん機能を追加し、カルウェイシリーズとしてモデルチェンジ。クボタはカルウェイシリーズで、今後も「収穫のよろこび」を顧客に提案していく。
《主な特長》①扱いやすさ、利便性の向上=▽★アンローダ先端に「もみシャッタ」を標準装備。排出後のアンローダからのもみこぼれを防止し、大切な収穫物のロスを軽減▽★給油口付近にセット可能な大型燃料供給台を標準装備。携行缶を置くことができ、給油時の省力化を実現▽★運転席にDC電源ソケットを装備し携帯電話やスマートフォンなどの充電に利用できる。また、ペットボトルが収納できるドリンクホルダーも新たに装備。
②進化したメンテナンス性能=▽★刈取搬送部の供給レールが工具レスで取り外せるようになった。万が一、作物が詰まった場合でも、供給レールを取り外すことで、簡単に、しかもキレイに作物を取り除くことができる▽★機体後方にバッテリーカットスイッチをクボタコンバインで初めて採用。長期格納前にスイッチをワンタッチでOFFにすることで、バッテリーのマイナス端子を外すことと同じ効果が得られるので、翌シーズン始動時にバッテリーがあがるリスクが軽減できる。
③「あんしん」作業への対応=▽★農業機械等緊急開発事業(緊プロ事業)対応「手こぎあんしん機構」を装備。手こぎプレート部の手こぎレバーを操作するとフィードチェーンが減速し、安心して手こぎ作業が行える。また、こぎ胴カバーに装着した緊急停止ボタンを押すとエンジンとフィードチェーンが即座に停止し、こぎ胴がオープンする機構を採用▽★昇降ステップのカラーリングを目立たせることで、昇降時の踏み外し事故防止を図る。
④「楽刈3点セット」を標準装備=▽従来機で好評の収穫時の操作をラクにする「楽刈3点セット」(楽刈ボタン・全面楽刈・楽刈フィット)を装備し作業時の負荷を軽減▽楽刈ボタン:刈取作業開始時に必要な4つの手順(エンジン回転の調整、脱こくクラッチ入り、刈取クラッチ入り、自動こぎ深さON)がボタン操作ひとつで行える▽全面楽刈:どこから刈っても未刈株を踏まない設計(標準クローラ仕様)で、ほ場の入り口・四隅・あぜ際など今まで手刈りしていたところも、コンバインで刈ることができる▽楽刈フィット:デバイダ下部に装備した「ソリ」と刈取部を支える「サポートスプリング」の効果により、刈取部の地面への突っ込みを抑制する機能。
⑤外観デザインの一新=▽★フルモデルチェンジにあわせ、クボタコンバインのコンセプトカラーであるオレンジ色を基調に、外観デザインを一新。
発売時期は2022年1月。希望小売価格はKR217GW―C(グレンタンク、標準クローラ)=289万3000円~KR323GMW―C(グレンタンク、右片側モンロー、標準クローラ)=444万9500円。
【田植機ナビウェルシリーズ(標準クラス)ラインアップ追加】発売型式NW5―N―R(ディーゼル5条植施肥無し仕様)、同NF―R(同施肥有り仕様)2型式。
《開発のねらい》クボタは、GPS(全地球測位システム)を活用したICT機能で田植えの高精度化、低コスト化に寄与する田植機ナビウェルシリーズ(標準クラス)を2019年から発売しているが、ICT機能である「株間キープ機能」・「施肥量キープ機能」を省いた求めやすい価格設定のラインアップを、新たに5条クラスで追加する。好評のナビウェルシリーズ基本性能はそのままに、顧客の幅広いニーズに応える。
《主な特長》①軽量ディーゼル田植機=17・3馬力の高出力ディーゼルエンジンを搭載。ボディーバランスを最適化し湿田や深田でも余裕の作業が可能。ガソリン機使用ユーザーも満足できる軽快な走りを提供②カラー液晶パネル&マルチスイッチ=カラー液晶パネルを装備し、作業情報や各種設定状況を見える化。ハンドル横のマルチスイッチで座ったまま楽に各種設定かつ端寄せ機能の操作が可能③高速疎植=疎植植えでも車速牽制の必要がなく、クボタZPシリーズ田植機対比で作業速度が20%アップ。作業効率向上に寄与④新温風ドライ施肥機=温風の除湿効果で肥料詰まりを軽減。電動繰出しなのでボタン一つで調量(繰出しテスト)ができる。測定した計量値(基本繰出し量)を液晶パネルに入力するだけで施肥設定が完了⑤高いメンテナンス性=5分割式樹脂ステップで必要箇所だけ簡単に取り外しができ、施肥ホッパも大きくオープンできるので繰出しロールの脱着等メンテナンスが行いやすい⑥コンパクト設計(ノーアンテナ)=現行機対比で約1m車高がコンパクトになり納屋や倉庫への搬入出が容易に。
発売時期は2022年1月。希望小売価格はNW5―N―R(ノーアンテナ仕様)=239万8000円、同NF―R(粒状側条施肥仕様)=287万1000円。
【自脱型コンバインカルウェイ】発売型式KR217(2条刈16・5馬力)、同220(2条刈20・0馬力)、同321(3条刈20・8馬力)、KR323(3条刈23・0馬力)合計4型式。
《開発のねらい》農業従事者の高齢化を背景に、取扱いが簡単でラクに作業できる小型コンバインに高い要望がある。そのような声に応えた従来機ラクリードシリーズは好評で、今回更なる快適装備やあんしん機能を追加し、カルウェイシリーズとしてモデルチェンジ。クボタはカルウェイシリーズで、今後も「収穫のよろこび」を顧客に提案していく。
《主な特長》①扱いやすさ、利便性の向上=▽★アンローダ先端に「もみシャッタ」を標準装備。排出後のアンローダからのもみこぼれを防止し、大切な収穫物のロスを軽減▽★給油口付近にセット可能な大型燃料供給台を標準装備。携行缶を置くことができ、給油時の省力化を実現▽★運転席にDC電源ソケットを装備し携帯電話やスマートフォンなどの充電に利用できる。また、ペットボトルが収納できるドリンクホルダーも新たに装備。
②進化したメンテナンス性能=▽★刈取搬送部の供給レールが工具レスで取り外せるようになった。万が一、作物が詰まった場合でも、供給レールを取り外すことで、簡単に、しかもキレイに作物を取り除くことができる▽★機体後方にバッテリーカットスイッチをクボタコンバインで初めて採用。長期格納前にスイッチをワンタッチでOFFにすることで、バッテリーのマイナス端子を外すことと同じ効果が得られるので、翌シーズン始動時にバッテリーがあがるリスクが軽減できる。
③「あんしん」作業への対応=▽★農業機械等緊急開発事業(緊プロ事業)対応「手こぎあんしん機構」を装備。手こぎプレート部の手こぎレバーを操作するとフィードチェーンが減速し、安心して手こぎ作業が行える。また、こぎ胴カバーに装着した緊急停止ボタンを押すとエンジンとフィードチェーンが即座に停止し、こぎ胴がオープンする機構を採用▽★昇降ステップのカラーリングを目立たせることで、昇降時の踏み外し事故防止を図る。
④「楽刈3点セット」を標準装備=▽従来機で好評の収穫時の操作をラクにする「楽刈3点セット」(楽刈ボタン・全面楽刈・楽刈フィット)を装備し作業時の負荷を軽減▽楽刈ボタン:刈取作業開始時に必要な4つの手順(エンジン回転の調整、脱こくクラッチ入り、刈取クラッチ入り、自動こぎ深さON)がボタン操作ひとつで行える▽全面楽刈:どこから刈っても未刈株を踏まない設計(標準クローラ仕様)で、ほ場の入り口・四隅・あぜ際など今まで手刈りしていたところも、コンバインで刈ることができる▽楽刈フィット:デバイダ下部に装備した「ソリ」と刈取部を支える「サポートスプリング」の効果により、刈取部の地面への突っ込みを抑制する機能。
⑤外観デザインの一新=▽★フルモデルチェンジにあわせ、クボタコンバインのコンセプトカラーであるオレンジ色を基調に、外観デザインを一新。
発売時期は2022年1月。希望小売価格はKR217GW―C(グレンタンク、標準クローラ)=289万3000円~KR323GMW―C(グレンタンク、右片側モンロー、標準クローラ)=444万9500円。