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リンゴ黒星病発生低減へ 農研機構とオーレック等が落葉収集機市販化へ

農研機構は、オーレック、青森県産業技術センターと共同で、リンゴ黒星病の発生源となる落葉の収集機に関する共同研究を行い、その成果である落葉収集機を3月に市販化することになったと1月6日に発表した。
 リンゴ黒星病については、近年、これまで使用していた農薬が効かない耐性菌が確認され、病害のまん延が危惧されている。リンゴ黒星病の発生を低減させるには、発生源となる前年の落葉を収集し、樹園地の外に搬出することが有効。しかし、リンゴの主産地である青森県では、秋に葉が落ち終わる前に積雪が始まるため、雪解け後に地面に張り付いた落葉を取除く必要がある。
 しかしながら、ブロアーやバキュームスイーパー等の既存の機械では、地面に張り付いてしまった落葉を除去することが困難。また、手作業による落葉収集は能率が低く、作業従事者の減少により実施することが困難となっており、効率的なリンゴの落葉収集機の開発が要望されていた。
 このため、2017年にオーレックと青森県産業技術センターりんご研究所で、リンゴ落葉収集機の開発に着手し、さらに実用化に向けた開発を進めるため、2019年から農業機械技術クラスター事業として共同研究に取組んできた。

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