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日本国内で初確認 トマトキバガが熊本で

熊本県病害虫防除所は11月12日、特殊報を発表し、10月に県内の一部トマト施設栽培圃場でトマトキバガを発見したことを明らかにした。本種が報告されたのは国内では初。
 トマトキバガは、幼虫が果実に侵入して食害するなど、品質を著しく低下させるため注意が必要だ。トマトやナス、バレイショなどのナス科植物が主要な寄主植物。また海外ではピレスロイド系やジアミド系などの殺虫剤に対する抵抗性を獲得した個体群の発生も報告されている。
 現在トマトキバガに対する登録農薬はなく、植物防疫法第29条第一項に基づく措置として、規定の農薬による防除を行う。被害株や被害果は次世代の発生源となるため圃場内から除去する。除去した被害株は、土中に埋設するか、ビニール袋等に入れ、寄生している虫が全て死滅するまで一定期間密閉して適切に処分する。農水省植物防疫課は「現在、熊本県内で防除所と連携して発生状況調査を行っており、どれくらい発生しているのか分からない。他県にも注意を呼び掛けている」としている。

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