農林業機械・農薬・資材についての動向を紹介する

刈払機やヘッジトリマの代わりに道路、河川などの維持管理で草刈りや剪定ができることから好評なのが、石禮工業＝高知県高知市長浜６２８３―13＝の油圧ショベル装着式草刈剪定機ＣＢ（チェーンバリカン）シリーズだ。
　ポイントは低回転で〝挟んで切る〟方式なため、下草刈りや高所の剪定作業が安全に行えること。高い切れ味で定評ある同社オリジナル刃物「ＴＯＳＡ　ＵＬＴＲＡ　ＣＵＴＴＥＲ」が、油圧ショベル搭載型とは思えない切れ味で、柔らかい草から竹、樹木の枝に至るまで高い水準の草刈り及び剪定作業を実現。低回転なので飛び石などの飛散も少ないため、安全で作業ができるのも特長だ。
　「Ｄ６００―１型」（適合ショベル０・11～０・28?）と、「Ｄ５２０―１型」（適合ショベル０・05～０・11㎥）などをラインアップ。直径70㎜までの樹木の枝や幹なら難なく剪定作業ができ高い耐久性も相まって全国の建設業をはじめ、造園業や建設機械レンタル販売業者へ納入している。
　こうした同機の作業性に西日本高速道路エンジニアリング四国が着目。高速道路の草刈り剪定作業用に開発したのが「ＣＢ６００―ＮＥ」。左右90度自在角チルトブラケットや専用カッターの採用といった同社の要望を取り入れており、高速道路のみならず、あらゆる道や河川などの草刈り剪定作業にも使えると注目されている。ＣＢシリーズの詳細は電話０８８―８０５―２２２８へ（総販売元はユアサ商事）。
【Ｄ―６００―１型】▽全長＝８９０㎜▽全幅６３８㎜▽全高５５５㎜▽重量＝１８５㎏。
【Ｄ―５２０―１型】▽全長＝８２０㎜▽全幅６００㎜▽全高４９３㎜▽重量＝１２８㎏。
【ＣＢ―６００―ＮＥ型】▽全長＝１１８５㎜▽全幅５９５㎜▽全高４５５㎜▽重量＝１２５㎏▽適合ショベル＝０・04～０・11㎥。