ガンバレ秋田農業!地元のエース達に ISEKI ユーザー由利本荘市の「拓の里」伊藤代表 合理的な経営貫く 地域を開き、未来を切り拓く
由利本荘市の拓の里(伊藤裕樹代表)は、水稲10haを経営し、酒米1品種、主食用うるち米4品種の計5品種を栽培している。主食用米はネット直販のほか、「おむすび権米衛」への出荷が主力で、都内と近郊の4~5店舗に約20年間供給。自身の生産米だけでは不足するため、地域農家から米を集荷し、年間約150t(約30ha分)を販売する。おむすび権米衛を通じ、ニューヨークなど海外への輸出も10年以上続けている。
伊藤代表は30歳だった2000年、父の死を機に東京で10年間携わった経営コンサルティングやコーチングの仕事を離れ、実家へ戻り就農。JA出荷をやめ、消費者へ直接届ける米づくりを目指して、2002年に拓の里を設立。「地域の農家が個々の采配と責任で米を作り、出来上がった米を拓の里で集荷・販売するスタイル。個々の農家がノビノビ作れる形を大事にしている」と話す。
農作業は基本的に伊藤代表1人で、春と秋の繁忙期にはアルバイトや身内、地元農家が応援する。農機はヰセキの33馬力トラクタ(AT33)と8条植え田植機(PRJ8DE)を所有するほか、いとこと共同でトラクタとコンバインを所有する。
ヰセキ製品については、「田植機は全体のバランスがとても良い。ぬかるみの中を走っても埋まらないし、田んぼを壊さない。パワーだけではなく、田んぼに優しいところがヰセキの魅力」と評価する。また、ISEKI Japan東北カンパニーの佐藤隼也氏とは約20年の付き合い。乾燥機や精米機4台、籾摺り機、選別機、色彩選別機、フレコンバッグなどの出荷設備も相談の上、導入。「ユーザーにとって何が必要かを考え、最小限で質の高い対応をしてくれるので助かっている」と佐藤さんには大きな信頼を寄せる。
米づくりでは「安心安全」を重視し、化学肥料をできるだけ使わない特別栽培。除草剤も最小限にとどめている。虫食い粒などが出ると色彩選別機で除去する。「生産から乾燥、精米、袋詰め、発送まで一貫して自社で行い、最後まで品質に責任を持つこと」をこだわりとしている。
スマート農機については「今の規模や圃場では直進アシストなどの必要性はまだ感じていない。余計な電子制御がないシンプルな機械が一番壊れにくく、扱いやすい」とする一方、アイガモロボなど新たな技術も試している。「今後、規模を広げる段階になれば、自動運転なども検討したい」と話す。過去3年間、猛暑や出穂期の大雨などの影響で収量が大きく落ち込んだが、今年は比較的作柄に恵まれているという。一方、資材価格の高騰で生産コストは以前に比べ5割近く上昇。「昨年の米価水準で、農家が再生産できる適正な水準。持続可能な農業のためにも、これは維持されるべき」と訴える。
今後は個人で30ha程度まで規模を拡大することを視野に入れ、経営基盤を整えながら、将来的には若い人材1人を雇用できる体制を目指す。「地元出身者だけでなく、田舎暮らしや米づくりをしたい都市部の人を呼び込んでもいい。農繁期だけ滞在する二拠点居住のような形でもいい」と担い手確保に意欲を示す。
社名の「拓の里」には「地域を開き、未来を切り拓く」との思いを込めた。地元酒蔵「雪の茅舎(齋彌酒造店)」とは酒米の契約栽培に長年取り組み、秋田酒こまちなどを栽培。「単に自分の農地を守るのではなくこの地域の農業や環境を守りたい。地域とともに歩み、次世代へ良い形でつないでいくことが拓の里の役割」と伊藤代表は語る。
伊藤代表は30歳だった2000年、父の死を機に東京で10年間携わった経営コンサルティングやコーチングの仕事を離れ、実家へ戻り就農。JA出荷をやめ、消費者へ直接届ける米づくりを目指して、2002年に拓の里を設立。「地域の農家が個々の采配と責任で米を作り、出来上がった米を拓の里で集荷・販売するスタイル。個々の農家がノビノビ作れる形を大事にしている」と話す。
農作業は基本的に伊藤代表1人で、春と秋の繁忙期にはアルバイトや身内、地元農家が応援する。農機はヰセキの33馬力トラクタ(AT33)と8条植え田植機(PRJ8DE)を所有するほか、いとこと共同でトラクタとコンバインを所有する。
ヰセキ製品については、「田植機は全体のバランスがとても良い。ぬかるみの中を走っても埋まらないし、田んぼを壊さない。パワーだけではなく、田んぼに優しいところがヰセキの魅力」と評価する。また、ISEKI Japan東北カンパニーの佐藤隼也氏とは約20年の付き合い。乾燥機や精米機4台、籾摺り機、選別機、色彩選別機、フレコンバッグなどの出荷設備も相談の上、導入。「ユーザーにとって何が必要かを考え、最小限で質の高い対応をしてくれるので助かっている」と佐藤さんには大きな信頼を寄せる。
米づくりでは「安心安全」を重視し、化学肥料をできるだけ使わない特別栽培。除草剤も最小限にとどめている。虫食い粒などが出ると色彩選別機で除去する。「生産から乾燥、精米、袋詰め、発送まで一貫して自社で行い、最後まで品質に責任を持つこと」をこだわりとしている。
スマート農機については「今の規模や圃場では直進アシストなどの必要性はまだ感じていない。余計な電子制御がないシンプルな機械が一番壊れにくく、扱いやすい」とする一方、アイガモロボなど新たな技術も試している。「今後、規模を広げる段階になれば、自動運転なども検討したい」と話す。過去3年間、猛暑や出穂期の大雨などの影響で収量が大きく落ち込んだが、今年は比較的作柄に恵まれているという。一方、資材価格の高騰で生産コストは以前に比べ5割近く上昇。「昨年の米価水準で、農家が再生産できる適正な水準。持続可能な農業のためにも、これは維持されるべき」と訴える。
今後は個人で30ha程度まで規模を拡大することを視野に入れ、経営基盤を整えながら、将来的には若い人材1人を雇用できる体制を目指す。「地元出身者だけでなく、田舎暮らしや米づくりをしたい都市部の人を呼び込んでもいい。農繁期だけ滞在する二拠点居住のような形でもいい」と担い手確保に意欲を示す。
社名の「拓の里」には「地域を開き、未来を切り拓く」との思いを込めた。地元酒蔵「雪の茅舎(齋彌酒造店)」とは酒米の契約栽培に長年取り組み、秋田酒こまちなどを栽培。「単に自分の農地を守るのではなくこの地域の農業や環境を守りたい。地域とともに歩み、次世代へ良い形でつないでいくことが拓の里の役割」と伊藤代表は語る。





