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効率化・省力化を提案 ヤンマー滋賀フェアに約800人来場 ヤンマーアグリジャパン中部近畿支社

効率化・省力化を提案  ヤンマー滋賀フェアに約800人来場 ヤンマーアグリジャパン中部近畿支社
ヤンマーアグリジャパン中部近畿支社=菱谷竜一支社長、滋賀県守山市勝部2―3―9=は、8月4、5日の2日間、滋賀県守山市立田町の河西いちご園ほ場で「Agrisolution Fair2026in滋賀」を開催。トラクターや田植機、コンバインなどの最新農機をはじめ、作業機や直播関連機器を展示・実演した。当日は、効率化、省力化、低コスト化をテーマに、スマート農業や省力化技術の提案を行い、会場には2日間で約800人が来場した。
 猛暑の中での開催となったが、初日は開始直後から想定を上回る人出となり、滋賀県を中心とした近畿地方、東海地方の農業者らで賑わった。終始活気に包まれた。
 会場では、懸念され始めた米価や資材価格の高騰を背景に、「効率化・省力化・低コスト化」をキーワードとした提案を展開した。高能率作業が可能になる荒起こし用ディスクなどの作業機や、乾田直播技術を紹介。試乗コーナーも設けた。家族と淡路島から訪れた中学生は「実際に乗ると作業性の良さがよく分かる。遠隔操作の電動モデルも静かで便利」と話した。その他、試乗した農家からは操作性や静粛性を評価する声が聞かれた。
 展示機の中でも注目を集めたのが、新型のYT4S/5Sシリーズトラクターと新型田植機「YR0シリーズ」、小型電動農機コンセプトモデル「EX01e」だ。
 新型YT4S/5Sシリーズは、LED作業灯や油圧トップリンクなどを標準装備し、キャビン空間を拡大するとともに、アームレストへ操作系を集約することで快適性と操作性を向上。純正オートステアは作業機の昇降と連動し、旋回時の負担軽減も実現。試乗した農家からは「姿勢を殆ど変えずに操作でき長時間作業でも楽になりそう」との声が上がった。
 また、新型田植機「YR0シリーズ」は指先だけで前後進を切り替えられる直感的な操作性が特長で、「トラクターと同じ感覚で操作できる」と高い評価を受けた。
 会場では、各機種の性能を実際に確認できる体験型の展示を重視。担当者が操作方法や機能を丁寧に説明しながら試乗をサポートし、参加者は自身の経営規模や作業体系を踏まえて導入効果を確認。単なる機械展示に留まらず、現場で役立つ活用方法まで提案することで、スマート農機への理解を深める場となった。
 電動コンセプトモデル「EX01e」の実演では、リモコンで始点と終点を登録するだけで自動走行し、旋回後は作業機の昇降やPTO駆動まで自動で行う仕組みを披露。担当者は「発売時期は未定だが、農家の意見を取り入れながら開発を進めていく」と説明し、多くの農業者が足を止めていた。
 また、乾田直播技術も重点的に紹介した。管内では概ね関心が高いが、地域によっては土壌条件などから乾直に適さないほ場もあるため、ほ場条件に応じた提案を重視。使用する関連機器や作業体系を紹介するとともに、実演ほ場で作業機を装着した実演・試乗も実施し、地域の実情に応じた水田経営を提案した。
 宮本敏一近畿営業部長は「今回は効率化、能率化をテーマに開催した。農業経営を取り巻く環境が変化する中、機械の更新だけでなく、作業体系全体を見直すことによる効率化とコスト削減を提案したい。直播についても、ほ場条件や経営規模を丁寧に確認したうえで最適な方法を提案し、今後も実演会を重ねながら現場に寄り添い、営農を総合的に支えていきたい」と語った。

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