新たな保存食市場開拓 サタケフードビジネス宮岡慎二新社長に聞く
今年3月、サタケフードビジネス株式会社の代表取締役社長に就任した宮岡慎二氏。昨年7月に株式会社サタケの食品事業を分社化して発足した新会社の舵取りを担う。同社が掲げる創業理念の継承と新たな事業展開について、広島県東広島市の本社で話を聞いた。
宮岡社長は就任にあたり、「サタケの食品事業は1995年、当時の佐竹利子代表が『栄養バランスの取れたお米を、少しでも簡単・便利に美味しく食べてもらい、米の消費拡大につなげたい』との思いから立ち上げた。その理念を受け継ぎ、フードビジネスの視点でさらに発展させていきたい」と抱負を語った。
同社はアルファ化米やパスタなど長期保存食の製造・販売を主力事業とし、個人向けのほか官公庁・自治体、企業の備蓄食や業務用食材として事業を展開している。主力商品の「マジックライス」は、炊きたてのご飯を急速乾燥したアルファ化米を使用し、お湯または水で簡単に食べられる非常食。最長7年保存が可能なものもあり、製造工場内にアレルギー物質を持ち込まない「アレルギー物質29品目不使用」を実現しており、食物アレルギーを持つ人でも安心して利用できる点を強みとする。また、「非常食でもホッとする味、おいしさ」を追求し、冷たくても食べやすい「ななこめっつ・ちらし寿司」、アウトドアでも美味しい「同・カレー」、そして水を使わずソースで戻す「まぜこめっつカレーライス」(2026年第1回災害食アワード主食部門最優秀賞受賞)、子どもや高齢者向けの少量・少塩タイプ「ぽけこめっつ」(2026年第7回日本子育て支援大賞受賞)など非常食の新境地を拓く新商品の開発にも力を入れている。
今後は米飯に加え、米以外の保存食分野にも事業を拡大する考えだ。宮岡社長は「現在はパンで1種類、商品を持っているが、非常食市場では米に次いでパンやクッキー・ビスケットの需要も大きい。被災時だけでなく日常でも食べてもらえる商品を開発したい」と説明。
さらに、世界の米文化にあるメニューも視野に入れ、「インバウンドや海外市場にも対応できる商品作りも進めたい。一般食品でありながら、非常食としても活用できる商品を目指していく」と意欲を示した。
創業の理念を礎に、米の技術を生かした新たな保存食市場の開拓へ。宮岡社長は、新会社の成長に向けた強い決意をのぞかせた。
【サタケフードビジネス株式会社】▽代表=宮岡慎二▽設立2025年4月▽従業員数=52名▽所在地=広島県東広島市西条町西条東821―1。 【宮岡慎二(みやおか・しんじ)氏の略歴】1974年9月1日生れ。51歳。広島県出身▽97年4月株式会社サタケ入社、海外事業部海外営業課▽98年3月技術本部企画管理課▽2001年2月海外事業部海外営業チーム▽同年12月経営本部秘書室▽09年5月アジア事業本部アジア営業課主事▽13年7月経営本部秘書室課長▽18年3月経営本部秘書室長▽22年6月経営本部広報部長兼務▽26年3月サタケフードビジネス株式会社代表取締役社長。現在。
宮岡社長は就任にあたり、「サタケの食品事業は1995年、当時の佐竹利子代表が『栄養バランスの取れたお米を、少しでも簡単・便利に美味しく食べてもらい、米の消費拡大につなげたい』との思いから立ち上げた。その理念を受け継ぎ、フードビジネスの視点でさらに発展させていきたい」と抱負を語った。
同社はアルファ化米やパスタなど長期保存食の製造・販売を主力事業とし、個人向けのほか官公庁・自治体、企業の備蓄食や業務用食材として事業を展開している。主力商品の「マジックライス」は、炊きたてのご飯を急速乾燥したアルファ化米を使用し、お湯または水で簡単に食べられる非常食。最長7年保存が可能なものもあり、製造工場内にアレルギー物質を持ち込まない「アレルギー物質29品目不使用」を実現しており、食物アレルギーを持つ人でも安心して利用できる点を強みとする。また、「非常食でもホッとする味、おいしさ」を追求し、冷たくても食べやすい「ななこめっつ・ちらし寿司」、アウトドアでも美味しい「同・カレー」、そして水を使わずソースで戻す「まぜこめっつカレーライス」(2026年第1回災害食アワード主食部門最優秀賞受賞)、子どもや高齢者向けの少量・少塩タイプ「ぽけこめっつ」(2026年第7回日本子育て支援大賞受賞)など非常食の新境地を拓く新商品の開発にも力を入れている。
今後は米飯に加え、米以外の保存食分野にも事業を拡大する考えだ。宮岡社長は「現在はパンで1種類、商品を持っているが、非常食市場では米に次いでパンやクッキー・ビスケットの需要も大きい。被災時だけでなく日常でも食べてもらえる商品を開発したい」と説明。
さらに、世界の米文化にあるメニューも視野に入れ、「インバウンドや海外市場にも対応できる商品作りも進めたい。一般食品でありながら、非常食としても活用できる商品を目指していく」と意欲を示した。
創業の理念を礎に、米の技術を生かした新たな保存食市場の開拓へ。宮岡社長は、新会社の成長に向けた強い決意をのぞかせた。
【サタケフードビジネス株式会社】▽代表=宮岡慎二▽設立2025年4月▽従業員数=52名▽所在地=広島県東広島市西条町西条東821―1。 【宮岡慎二(みやおか・しんじ)氏の略歴】1974年9月1日生れ。51歳。広島県出身▽97年4月株式会社サタケ入社、海外事業部海外営業課▽98年3月技術本部企画管理課▽2001年2月海外事業部海外営業チーム▽同年12月経営本部秘書室▽09年5月アジア事業本部アジア営業課主事▽13年7月経営本部秘書室課長▽18年3月経営本部秘書室長▽22年6月経営本部広報部長兼務▽26年3月サタケフードビジネス株式会社代表取締役社長。現在。





