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クボタ、6条刈自脱形コンバインKCシリーズ

クボタ、6条刈自脱形コンバインKCシリーズ
【自脱形コンバインKCシリーズ6条刈】KC6115(6条刈115馬力)/同6130(6条刈130馬力)2型式。
 《開発の狙い》クボタの自脱形コンバインでは、営農支援システムKSAS(クボタスマートアグリシステム)と連携する食味&収量センサやメッシュマップ機能(オプション)の搭載、GS仕様のラインアップ等、スマート機能を強化してきた。今回、「詰まりセーブ」「eセーブ」といった新機能の搭載やKSAS連携機能の追加、キャビン内の快適性向上による疲労軽減、運転席から降りずに作業することを追求した操作性の向上、ランニングコスト抑制を図るモデルチェンジを実施する。クボタは、今回のモデルチェンジによる担い手対応力の強化を通じて、人手不足の解消や農作業の高効率化を図り、農地集約が進行する担い手農家が抱える経営課題の解決に貢献していく。
 主な特長は次の通り。
 《スマート機能の強化》①★搬送詰まりのリスクを低減する「詰まりセーブ」機能を採用。刈取HSTの油圧圧力をセンシングして圧力の変化量で搬送詰まりを検知するため、未熟練者でも安心して作業ができるとともに、詰まりによるダウンタイムを削減する。
 ②★燃料消費量を削減する「eセーブ」機能を採用。脱こく精度を保ちながら、エンジン回転数と最大車速を制御することで、約10パーセント(※)の燃料消費量を削減する。※クボタ調べ。ほ場形状や条件によって変わる可能性がある。
 ③★直進キープ機能(※)に「ボイスアラーム」と「バックGS」を追加。操作が不慣れな未熟練者の刈取作業をサポートし、刈取作業中の疲労感を軽減する。※GS仕様のみ。
 ④★KSASと機械の連携状況や自動日誌の作成状況をメータパネルに表示する機能を追加。また、KSASを介して機械の設定を保存したり、呼び出すことができる機能も採用し、複数の機種で同じ設定を共有したり、ほ場条件に応じた設定を使い分けたりすることが可能となり、機械の設定準備にかかる手間を削減する。
 《長時間作業の疲労軽減と操作性・安全性の向上》①★運転席の設計を見直すとともに、「大型アームレスト」と「フットサポート(膝当て)」を新たに採用。長時間に及ぶ刈取作業でも負担の少ない作業姿勢を保持し、身体的疲労を軽減する。
 ②★「10インチカラー液晶タッチ式メータパネル」採用。従来機のモニタから面積比で2.4倍の大きさで視認性が向上。タッチパネル式とすることでより使いやすくなった。
 ③★刈取部のミラーに電動調整式(※)を採用。運転席内から上下左右の鏡面調整ができるため、作業を行いながら最適な角度に調整することが可能。また、送塵弁の調整やカッタ切断長の切り替えも電動式を採用し、メータパネルから操作することが可能。運転席から降りずに操作でき、オペレータの負担を軽減。※キャビン仕様のみ。
 ④★メータパネルからの操作が可能な「CANラジオ」や「ドリンクホルダ」「ユーティリティホルダ」「USB電源口」を採用。「CANラジオ」は、Bluetooth接続に対応し、ハンズフリーでの通話や携帯型の音楽プレイヤーの接続が可能。キャビン内の装備を充実させて快適性を高め、居心地の良い空間を創出する。
 ⑤★照射範囲が広く、照度の高いLEDライトを採用するとともに、その配置を見直した。視認性が向上し、作業者の安全性が向上する。
 ⑥★農研機構の自脱型コンバイン安全性検査(2027年基準)に対応する機構を採用。オペレータの離席を検知すると7秒以内に作用部が停止し、手こぎレバーを上げると脱こく部のみが動く仕様となっているため、従来通りの手こぎ作業が可能。作業者の安全性が向上する。
 《ランニングコスト低減に繋がる耐久性の向上》①★刈取部の引き起こし爪や脱こくこぎ胴円筒部に強度アップした材料を採用。また、脱穀スクリューへの熱処理追加や、脱穀受け網部に炭素鋼のライナーを採用することで耐摩耗性を向上。交換頻度が高く、ランニングコストが大きい部品の耐久性向上を図り、整備費用の負担低減に貢献。
 《点検整備を効率化するメンテナンス性の向上》①★インタークーラ・オイルクーラ・燃料クーラをオープンさせて保持する「クーラオープン」機能を採用。従来機での2人作業が1人で作業でき、分解を伴う清掃作業を容易化する②★「メンテフリープレエアクリーナ」を採用。プレエアクリーナのメンテナンスが不要となり、日常のメンテナンスの手間を削減。
 ③★6リットルの大容量注油タンクを採用。従来機から1.5倍の容量になり、オイルの補填回数を減らし、メンテナンス作業の効率化を図る④★運転席の近くに「バッテリカットスイッチ」を採用。ワンタッチでバッテリアース接続を切断することができ、機械を長時間使用しない場合のバッテリ劣化を抑制する。
 《馬力・車速に頼らない作業能率の向上》①★刈取部の引起し上部空間を従来機よりも+50㎜拡大。長稈品種や高ボリューム作物でも、穂先の引っ掛かりを抑制し、ヘッドロスの低減やこぎ胴へのスムーズな搬送による脱こく負荷の軽減を実現(7条刈DR7130で採用済み)。
 ②★大型のこぎ深さモータを採用。こぎ深さ調節速度を高速化して、急な稈長変化があっても最適なこぎ深さを維持できるため、脱こく負荷の軽減と作業ロスの抑制で作業能率の向上を図る。
 《KC6115S―W(同6130GS―PFQW)主要諸元》▽機体寸法(全長×全幅×全高)=5350×2315×2680㎜(同×同×2735㎜)、最低地上高=225~385㎜(同)、重量:4920㎏(5130㎏)▽エンジン=形式:V3800―TIE5―CB(V3800―TIE5H―CA3)、種類:水冷4サイクル4気筒立形ディーゼルインタークーラターボ直噴(同)、総排気量3769㏄(同)、出力/回転数:115PS/2600rpm(130PS/2400rpm)、燃料タンク容量120リットル(同)▽刈取部=刈幅:2030~2080㎜(同)、刃幅:1990㎜(同)、適応作物範囲(全長):550~1300㎜。
 発売は2027年1月。価格は2162万6000円~2686万2000円。
 ※写真はプロトタイプモデル。市販モデルとは仕様が異なる場合あり。

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