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【スマート技術も進化 北の大規模農業を支える最新農業機械】東洋農機 薬剤ロスを最小化 3つ折りブームスプレーヤ

【スマート技術も進化 北の大規模農業を支える最新農業機械】東洋農機 薬剤ロスを最小化 3つ折りブームスプレーヤ
北海道の畑作地帯において、5月から本格化する防除シーズン。限られた適期に高精度かつ効率的な散布を行うことが至上命題となっている。そうした中で注目したいのが東洋農機=山田征弘社長、北海道帯広市西22条北1―2―5=の新型けん引スプレーヤ「BOOM3(TTS60DTV25)」だ。
 同機は大型機特有の物理的制約を解消し、精神的負担の軽減と作業精度の向上を両立。最大の特徴は、国内メーカーで初採用となった3段階折りたたみ式ブームだ。これまでの大型機は、散布幅31mを確保するために格納時でも全高が高くなり、移動の際に電線や街路樹、防風林との干渉に常に細心の注意を払う必要があったが、BOOM3はこの課題を3つ折り機構によって解決し、格納時の全高を4550㎜から3300㎜へと低減させている。さらに全長も約1.2m短縮させたことで、これまで進入を躊躇していた狭隘な農道や、高さに制限のある既存倉庫への格納が容易に。これにより、多忙を極める防除シーズンにおけるほ場間の移動ストレスが劇的に緩和された。
 散布の精密性においても、北海道の高度な農業経営に合致して進化。大幅に細分化された13セクションコントロールを標準搭載し、GPS位置情報と連動した緻密な自動開閉を実現。枕地や重複箇所での過剰散布を極限まで抑えることで、高価な薬剤のロスを最小化しつつ、作物への薬害リスクを低減できる点は、資材費価格が不安定なだけに規模が大きいほど効果が期待できるはず。オペレーターはブームの高さや操舵に専念でき、長時間の作業でも高い質を維持することが可能となる。また、現場の声を反映し、従来はオプション扱いだった高度な装備が標準化されている点も大きな魅力。路面の凹凸による揺れを吸収するヒッチサスペンションや旋回を補助するオートヒッチ、新開発のブームキーパーエボリューションなどの採用により、高速走行時でもブームの安定性が確保されている。ポンプ吐出量も最大300リットル/minへと強化されており、スピードが求められる大規模散布にも余裕を持って対応。高速散布時でも安定した性能を発揮する。
 いよいよ今シーズンの防除現場から本格的な稼働が始まる同機。気候変動により散布タイミングの重要性が増す中、取り回しと精密性を極めたBOOM3の能力が発揮される。
 【主な仕様】▽機体寸法:全長6148㎜×全幅3100㎜×全高3300㎜▽機体質量:4100㎏▽タンク容量:6000リットル▽散布幅:31m(13セクションコントロール対応)▽散布高さ:550~1850㎜▽適応トラクタ:100PS以上。

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