農研機構らが「スマート深層施肥機」を公開 肥料効率を最大化する新技術、9月生産開始へ
農研機構西日本農業研究センターなどは3月19日、滋賀県彦根市のみずほ文化センターで、「スマート深層施肥成果発表会」を開催した。メインは肥料を作土層の深層(15~20㎝)に施用し、肥料利用効率を最大化する伝統的施肥技術を現代に蘇らせる「スマート深層施肥機」の披露。大規模向けグレンドリル一体型深層施肥機、中規模向けスタブルカルチ一体型深層施肥機を展示した。前日の雨で実演は行えなかったが、生産開始の目標は今年9月と宣言。社会実装に向けて踏み出した。 スマート深層施肥機の開発は、令和5年度より、生研支援センター「戦略的スマート農業技術の開発・改良」の支援で、農研機構・西日本農業研究センター、農業環境研究部門、滋賀県農業技術振興センター、スガノ農機、フクハラファーム、たぐち農産がコンソーシアムを組み開始。昭和40年代に青森県で増収効果によって広く普及したが、食料自給率の達成と減反政策の開始とともに表舞台から消えてしまった「深層追肥」の原理を現代のスマート農業技術で実用化を目指し研究を進めてきた。





