大阪・関西万博「未来の都市」 完成記念式典開催 クボタは未来の食と農テーマ
「2025大阪・関西万博」まで1カ月を切った。4月13日から10月13日まで、大阪市此花区の人工島・夢洲において〝いのち輝く未来社会のデザイン〟をテーマに160を超える国・地域・国際機関が最新技術や独自の文化を紹介する。それと共に、良き未来を実現するアイデアや技術、体験が集結する。3月10日にはパビリオンの1つ『未来の都市』の完成記念式典が行われ、全容がメディアに公開された。
万博会場には多様なパビリオンが並び、その中、今回完成記念式典を迎えた『未来の都市』は、未来社会ショーケースに属し、多彩なイノベーションで実現する〝幸せの都市〟を壮大なスケールで仮想体験できる子供から大人まで楽しめるパビリオンとなっている。博覧会協会とクボタも含む協賛12社との共同出展事業。
式典冒頭、博覧会協会の石毛博行事務総長が挨拶。「『未来の都市』は万博の中でも、最大級の大きさで、遊びながら学べるパビリオン」とその魅力を伝えた。
協賛者を代表しクボタの北尾裕一社長が挨拶。「『未来の都市』が人々にとって命を考えるきっかけとなり、新たな行動が生まれ、そのことが多くの笑顔と幸せをもたらすことを願っている」と、強い期待を込めた。その後、テープカット。パビリオン『未来の都市』は未来への扉を一足早く開いた。
クボタが同パビリオンの中で担当した分野は〝未来の食と農業〟。Society5.0における「プラネタリーコンシャスな食と農業」についてコンセプトモデルと農業経営が体験できるシュミレーションゲームで展開する。コンセプトモデルは世界初公開。作業に合わせてトランスフォーム(変形)する、次世代プラットフォームロボットに注目が集まった。
業界関係者にも是非来場をおすすめしたい。
入場券は電子チケットと紙チケットがあり、電子チケットは大阪・関西万博公式サイトから名前などを登録して万博IDを取得して購入する。その後来場日時の予約が必要。紙チケットはコンビニの店内端末や旅行代理店で引換券を入手し「ゲート前チケット引換所」でQRコード付チケットへの引き換えが必要となる。『未来の都市』は事前予約制となっており、チケット購入後、日時の指定予約が必要。電子チケットの場合は登録サイトから、紙チケットの場合は、入場後、チケットのQRコードで会場内に設置された当日登録端末により予約が可能。
※注:紙チケット、万博ID登録や事前予約が不要な「簡単来場予約チケット(仮称)」もあるが、来場当日、人気の『未来の都市』には入場できないことも多くなりそうだ。
『未来の都市』パビリオンへのアクセスは西ゲートが最寄りで主要駅からはシャトルバスが運行する(関連記事13面)。