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令和7年「静岡県落合会」総会が開催!お客様に喜ばれる機械を 情報集めこれからの茶業へ

令和7年「静岡県落合会」総会が開催!お客様に喜ばれる機械を 情報集めこれからの茶業へ

 令和7年静岡県落合会総会が2月14日、『飛躍する落合会』をテーマに焼津市のホテルアンビア松風閣で開催され、70名余が出席。研修会を通じ研鑽を深め、明日への鋭気を養った。落合刃物工業の愛用者の会『静岡県落合会』は50年を超える歴史をもち、300名余の有力農家を擁する集いの会。落合刃物工業=落合彬弘社長、静岡県菊川市=の底力の源である。今総会では、長年にわたり落合会を支えてきた荻原克夫氏から、宮城也寸志氏に会長が引き継がれることも発表された。

 静岡県落合会総会では冒頭、荻原克夫会長が挨拶。「ここのところ、更にお茶をやめる人が増えている。茶畑は最盛期5万‌haが現在3万5000‌haだ。だが、それでもお茶は生産過剰だと思っている。農産物の価格というものは、生産量が最盛期の5分の1に達すると価格が上がることはよく知られている。富士山が日本一なら、お茶も日本一などと言っている場合ではない。減反が必要だ。有機、かぶせを増やすことは国の示す方向性だが、言うは易し、人手不足が深刻化する中、成すは難しだ。難しい時代だが、落合会会長の後任がようやく決まった。安心してこの後を宮城也寸志さんに託す」と述べた。荻原会長は落合会を代表し杉山浩子さんから花束が贈呈され、盛大な拍手に送られて降壇した。今後は顧問となる。
 その後、宮城也寸志新会長が挨拶。お茶との関わりを交えて自己紹介した。宮城新会長は元県議。茶農家に生まれ、父も落合会会長を務めていた。議員時代は茶農家を代弁し議会で活躍した。
 続いて、落合社長が挨拶(別掲)。始めに荻原会長にこれまでの謝意を伝え、また社長就任から約1年が経過した今の想いを語った。その後増田たかひろ県議、井林辰憲衆院議員秘書、牧野たかお参院議員秘書、榛葉賀津也参院議員秘書が来賓挨拶。増田県議は、挨拶の中で、お茶の施策について資料を配布し説明した。
 休憩をはさみ、落合刃物工業から製品紹介。①コンテナ式乗用摘採機OHC11VB/大型33VBのリニューアル=送風部の改良、回転ブラシ・徒調枝刈機の高さ調整の改良ほか②乗用管理機OMR―6/OMR―12のアタッチメントから3種類(肥料散布機R―6SC/草刈機R―6K(開発中)/温水除草機(同))③TMT油圧ショベル用トリマー1200サイズラインナップ拡充(750/1200サイズの2仕様に)を紹介。また、ショベル用トリマーの愛称を『丸刈り~タ』としたことも発表した。
 その後、あかつき証券投資情報部長・本多利昭氏が「世界経済と遠州のお茶」をテーマに講演した。本多氏は証券アドバイザーとして活躍する傍ら、週末は三鷹ちびっこ農園で、若い親子を中心とした会員に土作り、野菜作りの楽しさを教えている。昨年は三鷹市農業祭で優秀賞、優良賞を受賞。社会福祉法人の農業公園のアドバイス等も行っている。
 本多氏は、幅広い視野から、伊藤園の経営を紹介・分析、また良い株と良い企業はイコールではないこと、為替と金利差、インフレ、アメリカ経済との関係、お茶に必要なブランディング、マーケットなどについて講演した。質疑応答も活発に行われた。

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