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【最新情報】「スマート農業技術活用促進法」に基づく開発供給実施計画、新たに3事業者が認定

2025年2月27日、「スマート農業技術活用促進法」に基づく開発供給実施計画(以下、開発計画)として、3事業者の計画が新たに認定された。

認定された3事業者と開発計画の概要

今回認定を受けたのは、以下の3事業者である。

  • カワサキ機工:有機栽培茶向けの栽培管理システムと連携した「乗用複合管理機」の開発
  • ほくつう:インターネット不要の「自動水管理システム」の開発
  • ドローンプロフェッショナルサービス:急傾斜地向け「ドローン用高圧噴射システム」の開発

各計画の実施期間は5年間と設定されている。


【カワサキ機工】有機栽培茶向けの「乗用複合管理機」開発

カワサキ機工は、有機栽培茶の生産効率を向上させるため、**蒸気による防除・除草作業が可能な「乗用複合管理機」**の開発に取り組む。

想定される効果

  • 急傾斜地や不整形な農園での自律走行による除草作業の省力化
  • 労働時間80%削減を目指す

この技術は、「果樹・茶作」の「除草及び防除」に貢献することが期待されている。


【ほくつう】低コスト&インターネット不要の「自動水管理システム」

ほくつうは、中山間地域などインターネット環境が整備されていない地域でも利用可能な自動水管理システムの開発・供給を行う。

想定される効果

  • 正確な水位測定による自動給水・止水の実現
  • 「センシング技術」との連動により、労働時間20%削減が可能

 


【ドローンプロフェッショナルサービス】急傾斜地向け「ドローン用高圧噴射システム」

ドローンプロフェッショナルサービスは、急傾斜地での果樹の防除作業を可能にする「ドローン用高圧噴射システム」を開発する。

想定される効果

  • ドローンによる農薬散布の自動化
  • 労働時間80%削減を目指す

この技術により、傾斜地での防除作業の効率化と負担軽減が期待される。

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