農林業機械・農薬・資材についての動向を紹介する

新潟クボタの吉田至夫会長が、昨年モンゴル政府から「モンゴルで初めて精米工場を設立し、品質の良い食品の生産を通じたモンゴル国民の健康への貢献」「品質の良い農業機械の提供・整備工場による農機の安定稼働の確保によるモンゴル農業への貢献」が評価され、授与された「北極星勲章」の受章を祝うパーティーが２月21日、新潟市内のホテルで開催された。
　在モンゴル国名誉領事館の名誉領事である㈱キタックのファウンダー・中山輝也氏を筆頭に親交のある４名が発起人となり、駐日モンゴル国大使館のムンフバット参事官や新潟県知事をはじめ、１００余名が駆け付け受章を祝った。
　開会にあたり、発起人を代表し、在新潟モンゴル国名誉領事館の中山輝也名誉領事が挨拶。続いて、駐日モンゴル国大使館特命全大使の代理として、駐日モンゴル国参事官経済貿易部長のウールド・ムンフバット氏、花角英世新潟県知事、中原八一新潟市長、㈱クボタの石橋善光専務執行役員機械事業本部副本部長アセアン統括本部長が祝辞を寄せた。
　その後、ウールド・ムンフバット氏から花束が贈呈。吉田会長は「モンゴルでの活動は中山名誉領事の縁から始まり、農業大学校へのトラクタ寄贈や精米工場設立を通じて、モンゴル国民の健康に貢献できたことを嬉しく思っています。今後も高品質な農業機械を提供し、モンゴルと日本の友好関係を深め、持続可能な発展を目指します」とお礼の言葉を述べた。
　祝宴は古町芸妓による祝舞で幕を開け、鏡開き。新潟県モンゴル交流協会副代表の森邦雄氏、モンゴル・テクニックインポート社長取締役・ガンツェツェゲ氏が祝辞を述べた。また記念品として、テクニックインポート社のガンツェツェゲ社長より、吉田会長の誕生日、新潟クボタ・新潟農商・ＭＪパートナーズ・ＭＪアグリテックの各創立記念日と同じシリアルナンバーのモンゴル紙幣が贈られた。
　祝宴では、デルゲルマー氏による馬頭琴の演奏もあり、華やかに、和やかに進行、閉会した。
　※北極星勲章は、経済・文化・技術等の交流に寄与した人に贈られるもので、外国人に授与される大統領勲章の中では最高位の勲章。北極星はモンゴル語でアルタンガダスと言い、〝金の杭〟を意味する。