農林業機械・農薬・資材についての動向を紹介する

工進＝小原英一社長、京都府長岡京市神足上八ノ坪12＝は、充電式噴霧器「ＢＧＴ―５ＨＤ／５Ｄ／５ＤＲ」を３月に発売する。
　ガーデニングなどでは、スイッチを押すだけで簡単に使える乾電池式などが普及しているが、同社従来機（新製品同等クラス）では、単１乾電池６本が必要であり、それだけで約１㎏。小規模利用ではユーザーの年齢層も高く、本体の重さが負担となっていた。
　そこで開発されたのが、同新製品。ＵＳＢで手軽に充電できる内蔵式バッテリー搭載で電池交換の手間がかからず、従来の乾電池式に比べ約60％に軽量化。肩への負担が少なく、噴霧作業のストレスを軽減する。本体重量は約1.4㎏（充電池・付属品含）。また機体サイズがコンパクトで取り回しに優れる。
　充電は付属のＵＳＢ充電ケーブルをつなぐだけ。家庭用コンセント、モバイルバッテリーいずれでも充電できる。
　さらに乾電池式の製品使用時間を50時間とした場合、約６回の電池交換が必要となり、充電式と比較して、約８０００円のランニングコスト低減となる。
　機種構成は３タイプ。自在２頭口噴口で、ハイパワーのＢＧＴ―５ＨＤは直噴で４ｍまで届き、畑の消毒だけでなく庭木の消毒も可能。それに加えて１頭口噴口標準タイプのＢＧＴ―５Ｄと泡状除草噴口で除草専用のＢＧＴ―５ＤＲ。
《ＢＧＴ―５ＨＤの主な仕様》▽本体寸法＝全幅３８５×奥行１７０×全高３２５㎜▽タンク容量＝５ℓ▽ポンプ＝ダイヤフラムポンプ▽充電方式＝ＵＳＢＴｙｐｅ―Ｃ▽充電時間＝約90分▽運転時間＝60分。