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諸岡 展示・試乗会を開催 新型グラップル付フォワーダ披露 

諸岡 展示・試乗会を開催 新型グラップル付フォワーダ披露 

 

試乗やデモで作業性PR

 諸岡=諸岡昇代表取締役社長、茨城県龍ケ崎市庄兵衛新田町=は、1月30・31日、茨城県阿見町の同社試験開発・デモセンターで「諸岡展示・試乗会2025」を開催した。新発売した4tフォワーダMST40Fと3.5tグラップル付きのMST40FGを中心に同社最新環境機械が勢揃い。来場者は実機に触れ、操作性や性能を確かめながら新たな相棒を見つけていた。

  昨年7月にも行って好評だった諸岡展示・試乗会。今回も関東甲信地方のユーザーやディーラー、広域レンタル会社を中心に告知。天候にも恵まれ初日は開始前から来場者が詰めかけ、興味のある製品について担当者から説明を聞いていた。
 試乗会の魅力は、実際の操作を通じて性能を体感できる点。会場の試験開発・デモセンターは現場さながらの登り、下り、旋回、急こう配、軟弱地盤などさまざまなシチュエーションが再現されていることから製品の実力を確認する絶好の環境。破砕機を目当てに福島県から訪れた企業の所長は「稼働する様子を間近で見る機会がなかなかないので、実機を確認できて良かった。木材チップ製造の需要が増えているのでこうした機械が導入できれば」と感想を述べた。
 用意された機械は約20台。フォワーダは新型MST40F・FGやMST―1000VDLなどで、破砕機は横投入型のMRC―3000にMC―2000・4000・6000、キャリアダンプもMST40CR、同110C、同110CR、同200CRと最新モデルがズラリ勢揃い。この他、フォワーダのコンセプトモデルのほか、木材と枝葉の運搬用途に応じて荷箱を変えられる着脱式荷台フォワーダといった未利用材輸送に役立つ特装仕様も展示した。
 また、会場入口で特選中古機を販売。午前中には早くもフォワーダに「成約」の札が貼られ、受付近くではゴムクローラなどの部品について来場者限定販売キャンペーンを実施して関心を誘った。
 中島泰生営業本部副本部長は「幅広いお客様にお声がけした。昨年の展示・試乗会を契機に商談が進んだので、3月末の今期の追い込みと4月からスタートする来期の弾みにしたい」と述べ、年2回の定期開催を目指す意気込みも示した。
 会場で注目を集めたのは、最大積載量3.5tのグラップル付き新型フォワーダMST40FG。MST―600VDLの後継機として積載量を21%増加、最高速度も15%向上して時速11・5㎞とクラス最速(同社調べ)を実現。運転時の視界やメンテナンス性の向上、作業道2.5m前後の幅員を想定した全幅2100㎜の設計、積載時や登坂・旋回時にスムーズな操作を可能にする「アンチストール機能」の搭載など、現場ニーズに応える仕様となっている。グラップルは最大作業半径5.2mタイプと6.2mタイプの2種類あり、会場では両タイプを展示。試乗した林業関係者は「地域によってはこのクラスのグラップル付きフォワーダを求める事業者も多いので積極的に提案したい」と期待を寄せていた。
 若井光浩常務取締役生産技術本部本部長は「弊社の強みはサプライヤーとの強固な関係性にある。お客様の要望をダイレクトに伝え、品質・生産性の向上につなげている。さらに、『お客様を待たせない』ため、購買・営業部門と毎週ミーティングを開いて納期調整を徹底しており、今後も諸岡協力会サプライヤー各社と生産、営業が一丸となりお客様のご期待以上の製品を提供し、さらなる顧客満足度向上を目指したい」と語った。

 

  
横投入型破砕機も破砕デモを実施

   部品販売キャンペーンも同時開催

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