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青果用の自動計量機 製品に優しく高速・高精度 大和製衡

青果用の自動計量機 製品に優しく高速・高精度 大和製衡

 大和製衡=川西勝三社長、兵庫県明石市茶園場町5―22=の定量組み合わせはかり「データウェイシリーズ」に、このほど青果物専用横型データウェイ(Dataweigh ε)9連タイプが加わった。昨年夏より12連タイプを発売してきたが、現場ニーズに応え、よりコンパクトで購入しやすいモデルを開発。選択肢を揃え人手不足などの課題解決に貢献する。

  「データウェイシリーズ」は、高速・高精度を実現した全自動の組み合わせはかりで、量りたいものを投入すれば、目標の重量になるよう最適な組み合わせを計算し、自動で排出する。多くの人手を要する計量作業の省人化や歩留まりの改善で、現場の生産性を高める。
 その中で新モデルとなるのが青果物専用横型データウェイ。青果物の小分け包装業務では作業者の高齢化が進み人手不足は深刻。その課題解決に貢献するものとして、昨年7月に12連タイプ(ADW―E―1012SI)を市場投入し、今年7月には9連タイプ(ADW―E―1009SI)が登場した。ジャガイモ、玉ねぎ、里芋、柑橘類などの自動計量に適し、品質を確保しながら高精度な自動計量を実現する。
 頑丈な専用設計の重量センサー(ロードセル)と製品特性に応じた分散部の構造で、より高速・高精度な計量が可能。歩留まりと生産性を向上する。
 人による計量では1分間に6~7回となるが、12連タイプは最大50回、9連タイプは最大25回の計量が可能。人は原料を供給するだけで、大幅な効率化が図れる。9連タイプは排出コンベヤが1本、12連タイプは2本あり計量回数が2倍。
 大きな特長は計量する製品へのダメージ対策。同社ではこれまで青果物対応モデルとして円形の組み合わせはかりを展開してきたが、より繊細な青果物にも適応できるよう、専用設計を採用。計量工程における衝撃対策としてホッパーに供給され排出コンベアに至るまでの落差や落下回数を減少させ製品への傷付きを最小限に抑えた。また排出コンベヤには衝撃を吸収する特殊波形ベルトコンベヤを採用。落下の衝撃を吸収し、製品を優しく搬送する。
 また直接口に入れる食品などの計量では、衛生面の確保が求められるが、主要なシュート、トラフ、ホッパー部は工具なしで簡単に脱着でき、清掃やメンテナンスが容易。
 さらに海外製計量機と比べ部品リードタイムが短縮され、修理レスポンスが高く、アフターサービスの心配が無い。操作部は日本語表記でタッチパネル式。
 その他、供給装置と包装機の連動システムを組むことで、青果物を自動計量・包装することが可能となり、省人化が図れる。
 9連タイプの本体幅は2000㎜、12連タイプの本体幅は2600㎜、計量範囲は200〜2500g、電源はAC200V(50・60‌Hz)。

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